【アニメ感想】スキップとローファー第7話「パタパタモテモテ」

アニメ

2023.05.17

7話のあらすじ

7月、みつみは念願の前期生徒会書記に就任していた。新生徒会長はもちろん高嶺先輩……ではなく、元サッカー部の次期主将候補だった風上先輩（CV.榎木淳弥）。会長選で落選した高嶺先輩は副会長になっていた。まだ傷心中の高嶺先輩に兼近先輩はうっかり傷口に塩を塗り込むような発言をしてしまい……。

7話の感想

季節はあっという間に夏目前の7月。みつみは念願の生徒会書記に選ばれていました。さすが優等生。
そして新生徒会長は高嶺先輩……かと思いきやまさかの新キャラ！ 1年の志摩くん、2年の風上くんと呼ばれるほどの爽やかイケメン。しかもサッカー部の次期主将候補だったという超人気者。
元々会長選には高嶺先輩だけが立候補していたようなのですが、風上先輩がギリギリで立候補し、その人気と知名度から選ばれてしまったとか……。
1年の頃から生徒会長になることを夢見てひたむきに頑張って来た高嶺先輩。
それに対し、「怪我でサッカー部を引退して他にやることを探してた」「年内に辞められて先生のポイントも稼げるから」という理由だけで会長になってしまった風上先輩。あまりにも……無常。
ちなみにそんな風上先輩を演じるのは榎木淳弥さん。これがまたハマリ役すぎて憎めない。

出典：TVアニメ『スキップとローファー』公式（@skip_and_loafer）より

新生徒会副会長になってからもまだ傷が癒えないらしい高嶺先輩に、良かれと思って「副会長も素晴らしい」と無神経な励ましを送ってしまった兼近先輩。彼なりの激励だったはずが、逆に彼女を傷つけてしまいます。

そんな彼女への謝罪と励ましの意味を込めて兼近先輩が用意したのは、彼が小学生の頃に初めて撮ったという自主制作映画。「コムラ」という謎の巨大生物が登場する（らしい）某特撮映画のパクリのような内容で、本人が見ても顔を真っ赤にするほどの出来栄え。
セリフは棒読みだしつっかえるし、途中でお父さんが割り込んできちゃったりｗ

「努力は自信になります。だけど努力が報われると信じることはすごくすごく怖いです」
みつみの言葉に対する答えがきっと、兼近先輩が自分の黒歴史を晒してまで伝えたかったこと。
酷い出来栄えでも、見せるのが恥ずかしくても、当時の兼近少年はきっと全力で、楽しくて。そしてたとえそれで笑われても、落ち込んでいる高嶺先輩が笑って元気になってくれるのなら。
兼近先輩はデリカシーのない発言をしてしまうのが玉に瑕ですが、こんな姿見せられたら憎めない。どころか好きになっちゃう。
努力は必ず報われる、なんて無責任なことは言わずに、でも好きなことをひたむきに頑張ることがいかに素敵なことなのか伝わってきました。

さて一方のみつみと志摩くん。志摩くんへの恋を自覚したみつみは、うっかり意図せず志摩くんを動物園デートに誘ってしまい、偶然その場面を見かけてしまったミカちゃんもまた複雑な心境。
さらには志摩くんと親しい仲らしい人気モデル・西城梨々華も登場して、いよいよ志摩くんを巡る多角関係の恋模様が動き出しそう。
他の女子からの告白や連絡先の交換は断るくせに、みつみからのデートのお誘いは喜んで受ける志摩くん。その本心はみつみを異性として意識していないからなのか、それとも……？