13話のあらすじ
フガンの能力によってダメージを返された虎徹は動けなくなってしまう。それを見たバーナビーは我を忘れたように全力でフガンに攻撃を与え続け能力が切れるまでひたすら攻撃し続ける。昴たちはバーナビーがやけになったのではと不安を抱くが虎徹は何か考えがあるはずとバディを信じるが……。
13話の感想
孤児だったフガン・ムガン兄弟を引き取ったブラーエおじちゃん。同じ境遇のこどもたちが共同生活をする施設に入れられるもいじめられ、ブラーエのもとで3人で暮らすようになったことが描かれました。
ブラーエさんはウロボロスの一員でありヒーローたちから見れば敵ではありますが、フガンムガンを愛していた気持ちもおそらく本物。組織から命令されヒーロー狩りに2人を使ってはいたものの、本当は戦わせたくも、薬を飲ませたくもなかったんでしょうね。
フガンムガンもヒーロー狩りを始めた理由はただ純粋に「おじちゃんに恩返し」したかったから。L.L.オードゥンを超えたいという思いもあったかもしれませんが、一番の理由はおじちゃんのためだったからというのが憎み切れません。
ヒーロー側から見るとこの2人は悪人らしさのない無邪気さが気味悪く感じられ、でもブラーエさんとのやり取りを見ていると本当にただのこどもだったんだなと。もう本当におじちゃんに甘やかされてこどものまま育っちゃったんだろうなと。本当に憎み切れない。
ヒーロー対フガンムガンのラストバトルは想像を遥かに超えて壮絶でした。
バーナビーの文字通り体を張った命がけの大勝負。フガンの体の限界を超える量のダメージをあえて蓄積させて、それを放出させることで腕や足を使い物にならなくする。
ヒーロー側はフガンに大ダメージの攻撃を出させようとし、フガンは自分の体が壊れることを承知の上でダメージを蓄積する。まさに両者ともに肉を切らせて骨を断つ戦い。
その中でもキャットはマジで頑張りましたね……。ここまでずっと精神面の不安定さが能力減退に繋がっていましたが、キッドのお守りのおかげでようやく1人でも戦うことができました。まだ10代半ばの女の子なのにあんなに容赦なく殴られながら本当によく……。
っていうかいくらプロヒーローとはいえ10代の女の子がボコボコに殴られる様子を生中継するTVってやっぱり倫理的にイカレてますよね。キャットのお母さんよく気絶せずに見られたな。
戦いも終わり硬直させられていたヒーローたちも全員復活、一番重傷だった虎徹さんとバーナビーも命に別状なし。おまけにキャットも明るくなって、トーマスも少しだけみんなに心を開いて昴に笑顔を見せてとハッピーエンド。
しかしどうしても後味が悪いのはやはりフガンムガンとブラーエおじちゃんの胸糞悪い最期があったから。いくら敵だったとはいえ、ウロボロスの手先だったからとはいえ、この3人は誰一人として殺していないんですよね。というか一般人には手さえ出してない。ヒーローも硬直させるだけで殺さず、ちゃんと解放していましたし。それなのにあんな何も救いのない終わり方……。
フガンとムガンにとってはある意味で幸せな最期ではあったかもしれませんが。虎徹さんの「今まで戦った誰よりも強かった」という言葉にフガンも嬉しそうでしたし。大好きなおじちゃんの腕の中で兄弟揃って眠ることができたわけですし。でもブラーエおじちゃん……悲しい因果応報。
そしてそんな3人を殺した張本人である新たな敵グレゴリー・サンシャインはNEXT能力増強薬を手に逃走。とんでもないヤツが世に放たれてしまいました。
しかも声優が子安武人さん! ずっと誰が声やるんだろうと気になってましたがとんでもない人が! 声が強い!!
動画配信
Netflixにて世界独占配信
※本ページの情報は2023年4月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。


コメント