【アニメ感想】アンデッドアンラック第18話「Cry For The Moon」

アニメ

2024.02.102024.02.17

18話のあらすじ

ビリーに円卓を奪われたユニオン。取り返せたのはアポカリプスだけ。そんな絶望的な状況の中でジュイスは否定者を招集。アンディたちはビリーが残した「アーク」という未知の古代遺物アーティファクトや、これまでのジュイスの言動についての説明を求める。しかしジュイスが語りだしたのは衝撃的なこの世界の真実だった。

18話の感想

太陽と月以外何もなかった宇宙、曜日という概念もなかった世界、否定者たちに課せられるクエスト、風子が古代遺物に触れて垣間見た謎の記憶……。
唯一無二にして謎多きこの世界の謎がついに今回明かされることになりました。

ジュイスの口から語られた真実――それはこの世界がループしている、というもの。
アポカリプスによって3ヶ月に一度ユニオンに課せられるクエスト、クリアできなければその度にペナルティに課せられそれが100個積み重ねられると宇宙ごと破壊され地球は再び「神」によって作り直される。それがループ。
つまり風子が垣間見た記憶は前回以前のループで起きた実際の光景ということ。

あまりにも衝撃的な真実ですが、すごいのはここまでものすごく大量の伏線がきちんと張られていたこと。
まず風子が毎回隕石を呼び寄せていたのは前回のループで破壊された地球の欠片が現在の地球の周りを衛星のように彷徨っていたからというのが驚きでした。確かに隕石多いなとは思ってましたが……それすらも伏線だったなんて。
また太陽と月以外の天体が追加されたのはUMAギャラクシーがペナルティで追加されて以降ですが、隕石はその前から降っていたというのも上手い伏線です。全然気にしてなかった……。

他にもジュイスが残り少ないペナルティよりも仲間を増やすことを優先していたこと、100年以上表に出ていなかったはずのヴィクトルとジュイスが顔見知りであったこと、UMAギャラクシー追加以前にヴィクトルが「今何曜日だ」と発言していたことも全て伏線。
第2クールED映像から察してはいましたが、ジュイスとヴィクトル以前のループでは恋人同士……だったんですね。
ヴィクトルとではなくアンディと恋仲だったと勘違いした風子が顔真っ赤にして動揺するとこ可愛かった。

そしてビリーが口にした「アーク」という古代遺物こそがループの重要キーワードのようで、ジュイスがそれを使うことによって唯一ループの記憶を全て保持しているんだとか。今思うと確かに意味深な発言多かったですよね。

出典：TVアニメ『アンデッドアンラック』公式【10月6日より好評放送中！】（@undeadunluck_an）より

また地球が破壊されてもアンディの不死は変わらず機能するようで、ヴィクトルがループ前の記憶を持っていたのも死ななかったからのようです。

タイムリープやループものはアニメでも人気の高いジャンルですが、アンデラのは今までにないループものでオリジナリティがあって面白いですね。伏線の張り方も緻密ですごい。1話時点ではぶっ飛んだアンディの言動と風子の不憫可愛さで勢いのまま楽しんでましたが、第一印象とはだいぶ違っていて驚きです。
本当に1話ごと毎回続きの気になる展開ばかりでワクワクが止まらない！