【アニメ感想】勇気爆発バーンブレイバーン第9話「イサミィ！俺たちで、世界を救うんだ!!」【アニメ感想】勇気爆発バーンブレイバーン第9話「イサミィ！俺たちで、世界を救うんだ!!」 |

いつも以上にネタバレ全開です。本編未視聴の方はブラウザバック推奨。

9話のあらすじ

クーヌスを撃破するため自らも爆発に呑まれたスミス。彼の戦死を知ったイサミは冷静さを失い、ヴァニタスとペシミズムの猛攻にブレイバーンたちは苦戦を強いられる。スミスが遺した「勇気爆発」という最期の言葉にイサミは……。

9話の感想

なんということでしょう。先週の考察がほぼ当たってしまいました……。投稿した後で、「いやでもさすがに無理があるよな」とか思っていたらまさかの正解でビビりました。考察が当たったことにびっくりして視聴中思わず叫んでしまいましたｗ

8話のあらすじ日本を取り戻したATFは次なる目的地をヨーロッパー方面に定める。ブレイバーンの直掩TS部隊ブレイブナイツの隊長となったスミスはイサミとの友情を深め、共に世界を救おうと約束を交わした。ところが出港直前、一帯は深い霧に覆われ視界も通信も途絶してしまい……。

クーヌスの時空間移動能力でスミスの魂がブレイバーンに転生して何やかんやなるのかなと思ってましたが実際はちょっと違いました。
クーヌスと一緒に爆死したこととスミスが「まだ死にたくない！」と強く願ったことで2人の魂が合体（？）、デスドライヴスというかメカとして転生（？）、クーヌスの時空間移動能力で過去に戻り、ブレイバーン誕生という流れのようです。
しかし実際にスミス＝ブレイバーンだと思うと、あの気持ち悪いストーカーみたいなのがスミスなのか……とちょっと落ち込んだんですがｗ
ただSNS上の皆さんの考察を見ていて、「ヒーローに憧れるスミス」と「なんか卑猥な発言が多い執着強めなクーヌス」の魂が合体したせいでブレイバーンがストーカーチックになったのだと気付かされました。ブレイバーンがイサミとのアレコレをキング司令たちに語りきかせてる時の「合体」やら「一つに混じり合って」みたいなセリフはブレイバーンとイサミのことではなく、スミスとクーヌスのことだったんですね。いや～～～～～すっごい。

でもこれでブレイバーンが出会う前からイサミを知っていたこと、スミスを生理的に無理と言ったこと、ルルやスペルビアの名前を知っていた理由、スミスの死の直前「また会おう」と言った理由、ほぼ全ての伏線が回収されました。
これは1話から見直したら全く違う物語に見えそうですね。あとやっぱりブレイバーン＝スミスと考えるだけでいろいろ面白い。

けれどそれと同時にスミスはもう「ルイス・スミス」という人間ではなく「ブレイバーン」になってしまったのが辛くもあります。生き返ったわけではないですもんね……。やっぱり死んじゃったんだというショックも大きい。

彼がいかに幼い頃からヒーローに憧れ、ヒーローに近づくために軍人になり、TSパイロットになり……という強い思いを知って切なくなりました。ブレイバーンに「生理的に無理」と言われたシーン当時は爆笑しましたが、スミスの胸中を思うと笑えない。それでも腐ることなくイサミを心から応援し共に世界を救おうと言えるスミスは本当にかっこいい。
ルイス・スミスとしてはもう無理だけど、ブレイバーンとして本物のヒーローになった今の姿にまたぐっときました。ちなみにイサミは今のところブレイバーンの正体には気づいておらずスミスは死んでしまったと思っているようですが、ブレイバーン自体がそのことを隠しているようですね。最後の「ブレイバーンだ」という言葉はまるで自分に言い聞かせているようでもありました。果たしてイサミが真実に気づく日は来るのでしょうか……。

さてスミスの意志をついでついに「勇気爆発」したイサミ。さらにブレイバーンがコツコツと作っていたらしい合体パーツ「バーンドラゴン」と合体し、新たな姿「バーンブレイバーン」が誕生。タイトル回収に最高の作画と演出、激アツでした！

それでいて、実は操縦席に技名がカラオケの字幕みたいに表示されていたという本作らしい笑いどころもしっかりあって大満足。イサミもだいぶ毒されてきているｗ

そしてルルちゃんにも大きな変化が！
スミスの死後、急に口調が大人びて、イサミの「勇気爆発」のきっかけとなったルル。急激な成長を遂げたルルは戦闘後、一人スペルビアのもとを訪れると自ら「あなたに乗る」と衝撃発言。武人としての誉れ高き死を求めるスペルビアに乗って、ブレイバーンとの決着をつけさせようということなのでしょうが、果たしてルルちゃんの真意やいかに……。