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【新アニメレビュー】想像力豊かな少女から見た美しい世界「アン・シャーリー 第1話 世界って、とてもおもしろいとこね」

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「アン・シャーリー」とは?
出典:アニメ「アン・シャーリー」公式サイトより

原作は長編小説「赤毛のアン」。
原作者はL・M・モンゴメリ

監督:川又浩
シリーズ構成:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:土屋堅一
アニメーション制作:アンサー・スタジオ

アン・シャーリー:井上ほの花
マリラ・カスバート:中村綾
マシュウ・カスバート:松本保典

第1話のあらすじ

孤児院からプリンス・エドワード島のグリーン・ゲイブルズへとやってきた11歳の少女アン。彼女を引き取ることになったマシュウの馬車に乗り家に向かう道中、アンは美しいグリーン・ゲイブルズの自然に魅了され、自分の想像を交えながらマシュウに話して聞かせる。
ところがマシュウの妹マリラは男の子を引き取るつもりだったことを知ってしまったアンは悲しみに暮れて……。

第1話の感想

・令和版「赤毛のアン」
原作は言わずとしれた超名作小説「赤毛のアン」。1979年に世界名作劇場でアニメ化されたこともあり、作品にちゃんと触れたことはなくても何となく知っているという方も多いのでは。
かくいう私もその一人、今作で初めてきちんと赤毛のアンに触れました。
ちなみに本作は世界名作劇場のリメイクではなく、原作小説を新たにアニメ化したもの。

・おしゃべりで想像力豊かな少女アン
主人公は言わずとしれた赤毛の少女アン。とにかくおしゃべりで思ったことはとりあえず口にしてしまうような素直な女の子。非常に想像力が豊かで、美しいと思ったモノ(植物や風景など)には自分なりの名前をつける個性的な性格。
ほぼずーっと喋り続けるので正直見ているだけで疲れてしまったのですが、日常のちょっとしたことをポジティブに捉えられる部分はすごく素敵に感じました。
アン役の井上ほの花さんの声も嫌味がなくまっすぐで可愛らしい。

出典:アニメ「アン・シャーリー」公式サイトより

・アンとカスバート兄妹
アンを引き取ることになったマリラとマシュウは夫婦のように見えますが実際は兄妹。厳格でしっかり者のマリラ、内気でおとなしい兄のマシュウはどちらも独身。子どもを育てたことがない二人が孤児の少女を育てるという設定が面白いですね。
マリラは孤児院から男の子を引き取るつもりだったのが手違いによって女の子が来てしまったことに腹を立てアンを孤児院に送り返そうとする何とも冷たいおばさん。しかし想像力豊かでロマンチックなアンのおしゃべりに心動かされたり、幼くして両親を失い誰にも望まれなかったアンの生い立ちに同情するなど、不器用ながらも根は優しいようでちょっとツンデレ。
少々厳しいだけで決して意地悪おばさんではないのでストレスなく楽しめました。

・絵本のような美しい映像
シンプルでクセのないキャラデザや作画も綺麗ですが、それ以上に背景美術の美しさに心惹かれました。
青空や山々はまるで色鉛筆で塗ったような温かみがあって、絵本を読んでいるような気分。
咲き誇る花々もアンが言うようにとっても可憐で美しく、映像美にトキメキました。アンが心奪われたグリーン・ゲイブルズの自然の美しさに説得力ある映像なのが素晴らしい。

・賛否両論?
第1話放送後から原作ファン・旧アニメファンの間でものすごい賛否両論が巻き起こっている様子。世界中に根強いファンを持つ名作なだけあって、各々思い入れも強いようです。
赤毛のアン初見からしても中々に駆け足だなと感じましたし(間が少ないせいでアンのおしゃべりがさらに強調されてる)原作・旧作ファンにとっては中々難しい作品なのかもしれません。
ただ映像は文句なしに美しいですし、アンの魅力もしっかりと伝わってきたので、今の子どもたちに赤毛のアンが届くといいなと思います。

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※本ページの情報は2025年4月時点のものです。
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