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【新アニメレビュー】独特な雰囲気の世界観に惹き込まれるSFラブロマンス「九龍ジェネリックロマンス 第1話」

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「九龍ジェネリックロマンス」とは?
出典:TVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」公式サイトより

原作は週刊ヤングジャンプ連載の漫画。
原作者は「恋は雨上がりのように」の眉月じゅんさん。

監督:岩崎良明
シリーズ構成:田中仁
キャラクターデザイン:柴田由香
アニメーション制作:アルボアニメーション

鯨井令子:白石晴香
工藤発:杉田智和
蛇沼みゆき:置鮎龍太郎
タオ・グエン:坂泰斗

第1話のあらすじ

人々の活気あふれるどこか懐かしい街「九龍城砦くーろんじょうさい」。不動産会社「旺来地産」に務める鯨井くじらい令子は先輩の工藤のせいで遅刻扱いになってしまったお詫びとして昼食を奢ってもらう。
九龍の街をこよなく愛する工藤に対してあまり懐かしさを感じない令子は、その魅力を知るため街を案内され、最後に工藤行きつけの不思議な喫茶店「金魚茶館」へとたどり着く。
工藤に恋心を抱いていた令子は店員のグエンに工藤の恋人と間違われたことがきっかけで、自分と同じちょっと変わった癖を持つ恋人がいるらしいことを知るが……。

第1話の感想

・九龍城砦がモデルの街並み
1994年頃まで香港に実在した九龍城砦(九龍寨城きゅうりゅうさいじょう)が舞台のモデル。バラック建築が隙間なく密集した独特の雰囲気を醸し出す街並みが何とも怪しげで魅力的。映画やゲームの舞台としても良く使われますが意外にもアニメでは結構珍しい舞台。
文字や食べ物も中華風でアジアンテイストな雰囲気が好きな人にはかなりオススメ。

・ラブロマンスでありSFミステリ?
パッと見は九龍城砦が舞台の大人向けラブロマンスに見えますが、何気にいろんな要素が詰め込まれているように感じました。
基本的には不動産会社に務める令子と工藤の恋愛がメイン、しかし工藤に令子そっくりの婚約者がいたことが明らかになり一気に不穏な展開に。
工藤が持っていた写真には令子そっくりの女性が写っており、さらには「Reiko & Hajime Congratulations!」とメモ書きされていることから、謎の女性は令子本人の可能性が大。でも令子にはその記憶がないというミステリー。

出典:TVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」公式サイトより

また街並みや食文化などは中華風で登場人物も中国名なのにメイン二人だけは日本風の名前なのも気になります。
他にも九龍の街の頭上にはダイヤのような形の不思議な物体が浮かんでおり、「ジェネリックテラ」なる計画が街を上げて進行しているなどSF要素も垣間見えます。
1話からすでにかなりいろいろな要素が詰め込まれていて、九龍城砦のような雑多さが逆に魅力的。

・白石晴香 × 杉田智和
特に素晴らしかったのがキャスティング。白石晴香さんと杉田智和さんがものすんごく役にハマっていて一気に惹き込まれました。
クールなようでいて密かに工藤への恋心を抱く令子はミステリアスであり色気もある女性。白石さんの落ち着いた低音がぴったり。明るく溌剌とした少女の印象が強かったので、白石さんの新しい一面を見られたようで惚れ直しました。

出典:TVアニメ「九龍ジェネリックロマンス」公式サイトより

対する杉田さんは一番得意とする役どころ。普段は飄々としてふざけた口調なのに面倒見が良い兄貴タイプの工藤があまりにもハマリ役すぎてちょっと悶えました。天才……??

・アニメオリジナルの結末?
唯一不安なのが全13話で完結するらしいこと。原作漫画はまだ連載中ながら、アニメ版は全13話で完結すると発表されており、原作とは違う結末になるかもしれないのが少々不安。
1話からすでに良作の予感がしているからこそ、続編の可能性がないのはちょっと残念。
ただアニメはアニメで上手くまとめてくれることに期待して最後まで楽しみたいと思います。

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※本ページの情報は2025年4月時点のものです。
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