「LAZARUS ラザロ」とは?

オリジナルアニメ。
原作・監督は「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎さん。
原作・監督・脚本:渡辺信一郎
キャラクターデザイン:林明美
アニメーション制作:MAPPA
アクセル:宮野真守
ダグ:古川慎
クリスティン:内田真礼
リーランド:内田雄馬
エレイナ:石見舞菜香
ハーシュ:林原めぐみ
第1話のあらすじ
奇跡の鎮痛剤「ハプナ」を開発した天才科学者スキナーが姿を消して3年、突如として姿を現した彼は服用から3年で人を死に至らしめる薬であったことを告白する。あと30日以内にスキナーを見つけ出し彼の持つ唯一の解毒剤を手に入れられれば人類は生き延びられるという。
そんな中、刑務所に収容されていた青年アクセルは面会にやってきたハーシュという女性から自由と引き換えにスキナーを見つけてほしいと告げられ……。
第1話の感想
・最高級のアクション作画
「カウボーイビバップ」の渡辺信一郎さんの最新作と聞いて春アニメの中でも特に期待値の高い作品でしたが、予想を遥かに超えた最高のアクションアニメでした。
何がすごいって「ジョン・ウィック」シリーズのチャド・スタエルスキ監督がアクション監修で、アニメ制作が「呪術廻戦」や「チェンソーマン」のMAPPAですからね。
アクションアニメとしてはおそらく2025年アニメの中でもトップクラスになりそう。
第1話からアクション全開フルスロットル。主人公のアクセルが身一つで脱獄するところから始まり、街中を身軽に飛び回るパルクールがこれでもかと堪能できます。まだ1話なのにこの満足感。
ジャズ音楽のような劇伴も相まって、本当にカウボーイビバップが帰ってきたかのような感動がありました。アクション好きなら絶対に見ておいた方がいい名作です。
・ハプナとスキナー博士の謎
物語のキーとなる人物は天才科学者スキナー。彼の開発した鎮痛剤「ハプナ」は副作用がなく人類をあらゆる苦痛から解放したという奇跡の薬。
ところが彼がこつ然と姿を消してからおよそ3年、突如再び姿を現したスキナー博士は全世界に向けて、ハプナには服用から3年後に死亡する副作用があることを告白します。そして最初の服用者が死亡するまであと30日。それまでにスキナー博士を見つけ出し、彼が持つ唯一のワクチンを手に入れろと。
スキナー博士は本来聖人のような人物だったそうですが、その彼が一体なぜ人類絶滅の危機を招くような罠を仕掛けたのか最大の謎。人類を全滅させたいのならばわざわざ真相を明かすことも、ワクチンの存在をちらつかせることもなかったわけで、その辺りが物語の大きなポイントとなりそう。
・海外ドラマのような雰囲気
画面構成や色味、台詞回し、音楽など全体的に海外ドラマのような印象を受けました。
アクションに関してもアクセルのパルクールが多少誇張されている以外はリアリティがあり、映画を見ているような感覚があります。
中でも一番ドラマっぽさを感じたのが声優陣のお芝居。
メインキャストには宮野真守さん、古川慎さん、内田真礼さん、内田雄馬さん、石見舞菜香さん、林原めぐみさんとアニメで人気の実力派声優が出演されていますが、アニメチックな声色・演技は抑えておりナチュラルなお芝居なのが印象的でした。
特に宮野さんは「チャーリーとチョコレート工場」のウィリー・ウォンカや「ファンタスティック・ビースト」のニュート・スキャマンダーなど吹き替えの経験も豊富なため、アニメと吹き替え両方の良さが出ていてハマリ役。
アニメのイメージが強い内田真礼さんも2025年に声優アワードで外国映画・ドラマ賞を受賞するなど近年は吹き替え声優としても精力的に活動していて、本作でも低音ナチュラル目なお芝居がめちゃくちゃセクシーでかっこいい。

また「カウボーイビバップ」で主演を務めた山寺宏一さんとヒロインのフェイを演じた林原めぐみさんが本作でもメインキャストに起用されているのが嬉しいところ。
その他にもまだまだとんでもなく豪華な声優陣が出演するとのことで声優好きとしても見逃せません。
・チーム「ラザロ」の活躍
スキナー博士を見つけ出すため「ラザロ」という謎のチームに勧誘されたアクセル。このチームラザロの面々が1話の時点ですでに個性的。
終身刑の囚人でパルクールの達人、そして脱獄の常習犯だというアクセル。
チームの頭脳として作戦立案を担当する生真面目そうなダグ。
銃のスペシャリストでバイクを乗り回す姿がかっこいい陽気な美女クリスティン。
最年少の中学生ながら複数のドローンを同時に操るリーランド。
ハッキングでデータ収集や追跡などを行うコミュ障気味のハッカー少女エレイナ。
そしてクールで優秀な指揮官のハーシュ。
この6人がチームを組みどんな風に活躍していくのか、アクションだけでなく人間模様にも期待。
主な見放題配信サイト
※本ページの情報は2025年4月時点のものです。
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