アニメアニメ感想

春アニメ 本当に面白かったのはこれ!【感想まとめ】

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※7/4 シャドーハウスを追記しました。

いよいよ春アニメも終わりですね。皆さんは何が面白かったですか?
当ブログで追ってきたのは13作品。最終回を迎えた作品、そして7月から2クール目に突入する作品も含めてここまでの感想を5段階評価でまとめてみました。

ちなみに各第1話の感想はこちら

評価基準はこちら(最高★5)
ストーリー(話の面白さ、演出、原作との差異、終わり方など)
キャラクター(魅力的なキャラが多数いるか、深く掘り下げているかなど)
作画(絵の綺麗さ、滑らかな動き、作画崩壊していないかなど)
声優(有名な声優の有無、キャラに合っているか、演技力など)
主題歌(曲が合っているか、OP・EDの作り込みなど)
総合(総合的な評価、丁寧な作品作りなど)

※評価は主観に寄るモノなのであくまで個人の感想です。

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灼熱カバディ

出典:T Vアニメ「灼熱カバディ」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★【キャラクター】★★★【作画】★★★【声優】★★★★【主題歌】★★★【総合】★★★

カバディという馴染みの薄い競技を分かりやすくアニメ化した点がやはり素晴らしかったです。全くの未経験者でもルールが理解でき、楽しめました。もったいなかったのは公式試合が一つもなく、最後まで練習試合のみだったこと。丁寧な話運びも大事だけれど、やはりスポーツアニメで公式試合なしはちょっと盛り上がりに欠けるかなあという印象。

主人公チームは魅力的なキャラ多数で、声優も豪華。特に部長の王城正人が見た目貧弱、実力最強というギャップも完璧。ただ、ライバルチームがキャラが立っているのがそれぞれメインふたりのみで、あとは名前も顔もイマイチ地味だったのがちょっと残念。後半から入部した人見の3人もその後活躍がほぼなく(初心者なので仕方ないけど)それも残念だったかな。

総合的にはまずまずと言った感じ。キャラデはとてもかっこよく魅力的なのに、作画にどうしても違和感があったのはなんなんでしょう。OP・EDレベルの作画だったら良かったんですが。動きもあまり滑らかとまでは言えなかったかな。試合中、脳内でセリフがあったり回想している間もずっとカバディカバディ……とキャントしていたのはとっても良かったです。

ましろのおと

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★【作画】★★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★★

三味線というアニメでは非常に珍しいテーマでしたが、本格的な津軽三味線の演奏、ハイクオリティな演奏シーンがとても素晴らしかったです。津軽三味線の監修に吉田兄弟、劇中の演奏もプロの奏者さんという制作側の本気度が感じられました。特に演奏シーン、アニメの楽器演奏シーンは手や全身ごとCGということも多いんですが、本作はそんなこともなく手描きで細かい手や指の動きを再現していたのが本当に素晴らしかった。見応えがありました。

また本作の登場人物の多くが津軽出身のため、キャストも皆津軽弁を使っていたのも方言好きとしては高評価。実力者揃いの声優さん達による聞き応えのあるお芝居を聞けました。

OP・EDともに三味線の音を取り入れ、世界観にぴたりとハマる楽曲だったことも素晴らしく、最初から最後まで「ましろのおと」の世界観に浸れる作品でした。
ただ唯一、最終回がちょっとぶつ切りだったのが残念なところ。主人公・にとっては苦しいままの終わり方だったのが心残りです。2期があるならぜひとも続きを見たいですね。

ヘタリア World★Stars

出典:アニメ「ヘタリア World★Stars」

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★

前作から実に6年ぶりの新作アニメ。それだけもうファンにとっては感涙なのですが、中身も変わらずゆる〜いままのヘタリアで、これこそヘタリアという素晴らしいアニメ化でした。なんと言ってもアニメとしては超久しぶりの新キャラが4人も! ヘタリア声優が増えるというに感動です。

原作のエピソードをアニメ化してくれるだけでなく、恒例のキャストによる主題歌、そして各キャラのキャラソンなど嬉しい要素もてんこ盛り。
個人的にはED映像にヘタリア愛が溢れていて感無量でした。8期も待ってます!

ゴジラS.P<シンギュラポイント>

出典:TVアニメ「ゴジラS.P<シンギュラポイント>」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★【作画】★★★★★【声優】★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★

往年の人気シリーズ・ゴジラのテレビアニメシリーズ。カラフルでポップな絵柄と、難解で複雑なシナリオが魅力的でした。ただあまりにも難解過ぎて一度見ただけでは理解できないのも事実。また歴代のゴジラシリーズを知らなければ分からない細かな伏線や小ネタも多数あったようで、逆に言えばゴジラファンへのサービス的なアニメだったのかなと。
難解ながらも飽きさせないストーリー展開と、丁寧な作画が本当に素晴らしかった。怪獣のデザインも色味が綺麗で手描きのようなCGが美しかったし、全体的に映像美を楽しめました。

キャストは知名度ではなく世界観に合わせた人選に感じ、素晴らしかったのがやはり人工知能を演じた久野美咲さんと釘宮理恵さん。圧倒的な演技力と声の可愛さで全てを持っていった気がします。大優勝。

回収しきれなかった伏線や、明らかに続編ありきの終わり方をしたので2期もしくは劇場版に期待大。でもその時はもうペロ2ジェットジャガーはいないのかな……。

バクテン‼︎

出典:TVアニメ「バクテン‼︎」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★【作画】★★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★★

大満足でした! 丁寧な話運び、綺麗な作画、新体操シーンの完成度と演出、豪華な声優、どれを取っても今期の満足度ランキングトップ3に入る名作でした。新体操の演技をフルでしっかり描き切る構成もさることながら、引きのシーンでは3D CGを、アップの場面では手描きという使い分けの切り替えが本当に素晴らしい。音や光の演出も臨場感抜群で、スポーツアニメとしても歴史に残る傑作なのではと思います。

ぶっ飛んだ技もありえない演出もなく、ただ高校生たちが男子新体操という競技を楽しんで部活動を行う。彼らの日常や日々のほんの些細なやり取りを丁寧に描きながら青春を表現しているところが本当に良かったです。とにかく丁寧に作られているのが感じられました。映画も楽しみにしてます!

憂国のモリアーティ(第2クール)

出典:TVアニメ「憂国のモリアーティ」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★

1クール目で主要な登場人物の紹介や個々の事件を解決ないし実行するスタイルだったのに対し、2クール目では多数のキャラが入り乱れ複雑なストーリー展開が多く見応えがありました。幾度も映像化されてきた「シャーロック・ホームズ」シリーズを、モリアーティ教授を主役に据えるという斬新な切り口も面白かったし、そこに切り裂きジャックやMI6など実在するモチーフも合わさってより新しい世界観でした。
最終回ラストは原作とは違う終わり方だったということでアニメ続編はもう作られない可能性があるのはとても残念。ただどのみち原作に追いついてしまったので、続編はあってもかなり先になりそう。

作画も安定していて特に気になる部分はなかったし、声優はもちろん豪華キャスト。主題歌も世界観に合っていたし、最終話ではこれまでのOP・EDに使われてきたカットを彷彿とさせるシーンがいくつもありグッときました。
ホームズファンだけでなく、この時代のロンドンの雰囲気が好きな人も、ミステリファンも、イケメン好きにも受け入れられる素敵なアニメ作品だったと思います。

フルーツバスケット The Final

出典:TVアニメ「フルーツバスケット」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★

アニメとしての完成度だけで言えば旧アニメ版の方が良かったかもしれないけれど、ファンなら誰もが夢見ていた念願の全編アニメ化というだけでやはり嬉しかったです。ただFinalはとにかくカットが多く勝也今日子の出会い(22年にアニメ化決定)や、翔を語る上で外せないキャラクターの全カット、その他細々としたけれど味のあるシーンが大幅にカットされたのが本当に残念。Finalも2クールでやるべきだったと思います(予算かなあ……)

作画も特に序盤は不安定でコロナ禍という状況もありますがもうちょっと頑張って欲しかったかな。ただ終盤は作画に関しては良かったと思います。
キャストに関しては文句なし。豪華声優陣で本当に素晴らしかった。
そしてOP、EDの選曲もさることながら、EDに原作者・高屋先生の書き下ろし新規イラストを使用してくれたのが本当に神。リメイクアニメ万歳! ありがとう! この絵柄のカレンダーもください!

MARS RED

出典:TVアニメ「MARS RED」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★【キャラクター】★★★★【作画】★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★

世界観、雰囲気、キャラ、声優どれも素敵なのにも関わらずアニメーションとしては非常にイマイチでした。まずテンポがよろしくない。原作が朗読劇だからなのか、全体的にアニメのテンポではなく舞台のテンポだったのかなと感じました。個人的にはアニメにはアニメの、舞台には舞台の良さがあると思うので原作が朗読劇だったとしても、アニメで表現するならアニメならではの良さを出して欲しかった。作画に関してもキャラデザは綺麗なのにとにかく動かない。かと言ってめちゃくちゃ丁寧というわけでもない。ヴァンパイア同士の戦闘シーンもとにかく単調で、最終話でようやくまともに動いたなという感じ。残念です。

声優が豪華なのは本当に素晴らしいのだけどアニメーションがイマイチなので正直この豪華さを活かしきれていないなという印象。中島中将もデフロットルーファスも結局何がしたかったの? という感じでよく分からなかったし、途中から出てきた少女のヴァンパイアも12話で突然敵側として登場して当然のように話が進んでしまうし。そんな伏線あったか……?
OP、EDだったりお芝居だったりサントラだったり素晴らしい部分もたくさんあったので尚更残念でした。

シャドーハウス

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★★

唯一無二の世界観を見事に表現していたのではと思います。作画も綺麗で、特にエミリコの可愛さが素晴らしい。終盤の展開はアニメオリジナルだったそうですが、原作者のソウマトウ先生による初期案を使ったとのこと。原作にも繋がるように調整してあるそうで、もしかしたら2期が期待できるかもしれません。ただ、序盤の展開が少し駆け足だったのでもう少し丁寧でも良かったかもしれないとは思います。

何より凄かったのが徐々に明かされていった豪華声優陣。メインキャストには新人・若手を起用し、その他には非常に豪華なキャストが続々と参戦しました。最終回でも新キャラが登場するなど、ぜひとも続編でこの豪華な布陣を楽しみたいところ。
OP・ED共に世界観にぴったり合った楽曲・映像で、一貫して「シャドーハウス」の世界を楽しめました。

僕のヒーローアカデミア(第5期)

出典:TVアニメ「僕のヒーローアカデミア」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★★

5期でも変わらず神作画と丁寧なアニメ作りを感じられるヒロアカ。丸々1クール使ってA組対B組の対抗戦をキャラ数が多いにも関わらずしっかりと描いてくれたことがまず大満足。作画も常に80点以上、ちょいちょい120点と流石のボンズさん。これだけコンスタントにアニメ化してくれるにも関わらず常にハイクオリティなのが本当にすごいです。

B組のキャストにはすでに登場済みだったキャラ以外にはA組もしくは他キャラですでに出演している声優による兼ね役がほとんど。これをマイナスと捉えるかプラスと捉えるかは人に寄りそうですが、個人的には声優さんの演じ分けを楽しめたので良かったです。

5期も2クール編成で、7月からは「エンデヴァー事務所インターン編」が始まるとのことで1クール目とは違いまた一気にシリアスになりそうな予感。2クール目も非常に楽しみです。

SHAMAN KING

評価
【ストーリー】★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★【総合】★★★★

初の全編アニメ化ということで注目していたファンも多いと思いますが、中々どうして微妙な完成度。1話からして不安だった作画が一向に良くなる気配もなく、とにかく作画が残念。子ども向けだからと手抜きしてるのか? と疑いたくなるレベルです。
原作未読組からしても、ストーリーもやや不安。なんとなく駆け足だな、展開早いなと感じることがあります。

キャストがほぼ全て続投、OP・EDを林原さんが担当、挿入歌に前作の楽曲を使用など随所に前作へのリスペクトは感じられるのですが、アニメとしての完成度はお世辞にも良いとは言えません。これならまだHUNTER×HUNTERリメイクの方が作画崩壊なかっただけマシだったかも?
ただとにかくキャスト続投により、出てくる声優がめちゃくちゃ豪華。ここに予算全部持っていかれたのかもしれない……。

東京リベンジャーズ

出典:TVアニメ「東京リベンジャーズ」公式サイト

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★★【作画】★★★★【声優】★★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★★

まず圧倒的に話が面白いですね。「ヤンキー」×「タイムリープ」という異色のジャンルではありますが、どちらの良さもきちんと活かされそして非常に良く練られていると感じます。魅力的なキャラも多く、何より主人公・タケミチがかっこいい主人公になっていくまでの過程が丁寧で応援したくなる魅力的なキャラクターです。

キャストには今人気の若手声優が多く起用されていて、中学生・高校生という若いキャラクターたちに合わせているのが好印象。また現在(大人)と過去(中学生)の演じ方の違いを楽しめるのも声優好きとしてはたまらないポイント。
作画も安定しているし、OP・EDともに原作に寄り添った楽曲で世界観もバッチリ。これと言った不満のない素晴らしいアニメだと思います。(唯一の不満はストーリーがしんどすぎることくらい)

不滅のあなたへ

評価
【ストーリー】★★★★★【キャラクター】★★★★【作画】★★★★★【声優】★★★★【主題歌】★★★★★【総合】★★★★★

とにかく何もかもが独特なアニメ。全く型にはまらない作品。架空の世界で、主人公は謎の生命体、敵も謎の生命体。最初こそ戸惑ったものの、ストーリーが進むと同時にじわじわとこの世界観にハマっていき、1クールかけて気付けばすっかりフシに共感するように。
全く容赦のないシナリオに心抉られ、人の深い愛情と美しさに心打たれる名作です。

またフシ役の川島零士さんがアニメ初主演ながら難役を熱演。特に初期の上手く発声できず拙い言葉しか話せない表現がすごい。ただ発声できないだけでなく、言葉を理解せず音だけを真似ているという難しいセリフを見事に演じていて本当に感動しました。

そしてなんと言っても映像が美しい。超ハイレベルな作画が毎週見られるのも素晴らしいし、OPを担当する宇多田ヒカルの楽曲も壮大で美しい。
NHKアニメの歴史に残るような大作ですね。

まとめ

今期はゴジラS.Pバクテン‼︎などオリジナルアニメが特に印象に残りました。オリジナルアニメは原作がない分どんな作品になるのか分からず見るハードルは高いですが、逆に誰も結末を知らないので当たれば盛り上がりますね。
また、東京リベンジャーズSHAMAN KINGなど長く続きそうな長編アニメも始まりました。今回は省きましたがダイの大冒険などと合わせて最後まで追えたらと思います。

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