【アニメ感想】アンデッドアンラック第11話「Rio de Janeiro」【アニメ感想】アンデッドアンラック第11話「Rio de Janeiro」 |

【アニメ感想】アンデッドアンラック第11話「Rio de Janeiro」

アニメ

2023.12.162023.12.23

11話のあらすじ

11人目の否定者を追ってブラジルはリオデジャネイロへとやってきた風子とアンディ。港に停泊する豪華客船の中で行われるブラックオークションに否定者アンリペアがいるという情報をもとに、2人は変装のためにスーツとドレスを買うことに。

11話の感想

いよいよ新章突入。舞台はブラジル・リオデジャネイロ。
ユニオンが探す11人目の否定者――その候補であるアンリペアがリオデジャネイロ港に停泊する豪華客船で行われるブラックオークションに現れるという情報を得て、アンディと風子、そしてタチアナの3人で作戦を行うことに。

というわけでまずは豪華客船に乗り込むために必須の正装を用意するため、現地のお店でスーツとドレスを選ぶ2人。白いスーツ姿のアンディに見惚れる風子に、露出度の高いドレスばかり選んで風子に着させようとするアンディのやり取りがどこまでも可愛くて最高。
船内で一般人とうっかり肌が触れてしまったら不運を呼び寄せてしまうこと（と露出高すぎて恥ずかしいこと）を心配する風子に対して、「俺がいるんだから好きなドレス着ればいい」と言い放つアンディが本当にかっこいい。やることなすことぶっ飛んでるし（目的のためとはいえ）セクハラばっかするのに、言動は男前なアンディずるいですね。

スポイル編でアンディを助けるためにキスをしたのに不運を食らったのはヴィクトルだったのが許せないと謎のキレ方をするアンディに追っかけられる風子の図は、なんだか出会ったばかりの頃の2人を想起させてによによしました。
あの頃は逃げて泣き叫ぶばかりだった風子が、アンディから逃げるために軽めの不運を意識的に呼び寄せるのも成長を感じられて素敵。一瞬両手で触れただけなのに割としっかりめの不運に襲われてたのは笑いましたが。アンディへの好感度がさらに上がっているのでは……。
またヴィクトルが出てきて周囲の人々を襲ってしまうかもしれないと珍しく不安を口にするアンディに、「私がまた不運で助けるよ」と明るく返す風子がかっこよくて可愛い。今回はこの2人の可愛いやり取りが多くて最高に楽しかったです。

出典：TVアニメ『アンデッドアンラック』公式【10月6日より好評放送中！】（@undeadunluck_an）より

無事に正装で豪華客船内へと潜入した2人。
そこにはオークションに参加する金持ちたちがズラリ。彼らはUMAを珍獣と呼び、また否定者の存在も知っているらしく、オークションの商品としてか認識していない様子。
彼らのおぞましい会話を聞いて悩む風子。もしもアンリペアを捕獲したとして、彼にとってオークションで買われるのと、ユニオンでクエストのために命を懸けて戦うこと、果たしてどちらが幸せなのか。
風子もかつてはユニオンに追われ、結果的に楽しくやれているものの、死ぬ危険性はいくらでもあるわけで。
ジーナが死の間際までユニオンで戦うことに苦悩していたように、何が否定者にとって本当の幸せなのか一概には言えない。
それでも、神に抗うという否定者の新たな選択肢を教えてくれたユニオンに対して肯定的なアンディの力強い言葉が頼もしい。

一方、中から潜入する2人に対して、船外に張り付いてアンリペアを探していたタチアナちゃんは、オークションを開催する側のマフィアを殺して船に潜入する怪しい人影を発見。
それこそが“否定者狩り”を行う組織の一員らしいアンリペアのリップくんと、占い師だという美女・ラトラ、軍人風の大男・クリード、正体不明の中国人（？）ファンの4人。

リップ役の梶裕貴さん、ラトラ役の長谷川育美さん、クリード役の安元洋貴さん、ファン役の森川智之さんと声優も超豪華。森川さんは中国語のセリフが一回のみだったので全然わかりませんでしたが……クレジット見てびっくりしました。
彼らの目的もユニオンと同じくどうやら否定者を見つけ出して仲間にすること。しかし使えなければ切り捨てるというやり方も、容赦なくマフィアを殺すところから見ても中々に過激な集団のようです。これはアンディとバトル待ったなしの予感。
風子の不運も使い方によっては一般人ごと船そのものを沈没しかねないので使い所が難しそうですね。
まだ正体も能力も未知数のタチアナちゃんがどう動くのかも楽しみです。