147話のあらすじ
弟・焦凍が兄・燈矢を倒し、荼毘捕獲の一方は瞬く間に各地で戦うヒーローたちに届けられていく。轟の奮闘にオールマイトやA組の面々が健闘を称える中、息子同士の戦いの結末にエンデヴァーは複雑な思いを抱いていた。その隙をオール・フォー・ワンが見逃すはずもなくエンデヴァーへの精神攻撃が始まり……。
147話の感想
轟くんと荼毘の悲しき兄弟対決にも決着がつき、その情報はすぐさま各地のヒーローたちに届けられました。
見守っていたオールマイトは涙を浮かべ、各々の場所で戦うA組のみんなが轟くんの健闘を称える中、唯一負の影響を受けてしまったのがエンデヴァー。
自らの犯した罪の尻拭いを轟くんにさせてしまったこと、そして実の息子同士が命を奪い合う理由を作ってしまったこと。
後悔と罪悪感と情けなさとで動揺するエンデヴァーのわずかな隙をAFOが見逃すはずもなく……始まったのはお得意の精神攻撃。
「最高傑作が失敗作を処分」とかよくそんな醜悪な言い回し思いつくな。
共闘するホークスが必死に援護するも、隠し持っていた最悪の切り札――瀕死の燈矢を拾って助けたのがAFOという真実を突きつけられ、激情したエンデヴァーは負傷。空中戦から離脱し地上へと落下してしまいます。
残されたのは荼毘との戦いで背中の羽が減ってしまい弱体化したホークス1人。
対するは多種多様な“個性”を同時に使いこなす最強最悪の敵。
ホークス絶体絶命の窮地を救ったのはなんと弟子でもあるツクヨミこと常闇くん! とその背に乗った耳郎ちゃん! まさかまさかの意外なコンビ。
しかし相手は巨悪のAFO。かつてない強さと悪意の塊に即殺されそうになりヒヤッとさせられました。常闇くんはこれまでも最前線に戦う描写があったものの、何気に耳郎ちゃんはボス級の敵と戦うの珍しいんですよね……本人も初めて死の恐怖を実感したのか顔が青ざめてて見てるこっちがゾッとします……。
その嫌な予感は的中し、ホークスの奮闘も敵わず片耳のプラグを壊され負傷してしまう耳郎ちゃん、あああ見てて辛い……!
デクくん、かっちゃん、轟くんのA組スリートップがいつもプロと肩並べて死闘を繰り広げているので忘れがちですが、彼らはまだ高校生。本物の悪と対峙して死の恐怖を体感させられた耳郎ちゃんの反応は正当なものであり、呆気なくやられてしまうのもまたリアル。
ヒーロー界の中では彼らはまだ守られる側の存在で、だからこそ何とかなるんじゃないかという甘えが一視聴者の自分の中にあったのことを思い知らされました……耳郎ちゃん死なないで……。
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