アニメアニメ感想

SING/シング:ネクストステージ 感想

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あらすじ

バスター・ムーン(CV.内村光良)が支配人を務めるニュー・ムーン劇場は連日満席を記録し賑わっていた。しかしある日の公演中、スカウトに来ていたスーキー(CV.井上麻里奈)が途中退席し、その上「実力が足りない」と言われてしまいムーンは自身の力不足に落ち込んでしまう。
それでも諦めがつかないムーンは、エンターテインメントの聖地”レッドショア・シティ”でショー・ビズ界の超大物ジミー・クリスタル(CV.大塚明夫)のオーディションにこっそり忍び込む計画を立ち上げる。

感想

・ストーリー
前作に引き続きバスターがトンデモ行動力を発揮して、さらに大きなステージを目指す物語。相変わらず犯罪スレスレのことをしでかしたり、詐欺まがいのことまでして事を大きくするも、歌の力で奇跡を起こしていくエンターテインメント作品。
前作から登場するミーナやロジータ、ジョニーらは新たな葛藤や壁にぶち当たりそれらを乗り越えるためそれぞれが奮闘する姿が素敵でした。
新たに登場するポーシャやヌーシー、アルフォンゾ、ダリウスなどもみんな魅力的で、特にポーシャがめちゃくちゃ可愛いかったです。
荒唐無稽な展開はありつつも、アニメーションだからこその表現が盛りだくさんで最初から最後まで楽しめました。

・キャスティングについて
基本的に吹き替えに芸能人を起用することには反対派なのですが、本作に関してはこのキャスティングだからこそ素晴らしいと思わせてくれる説得力がありました。まず歌がメインテーマであるために、セリフの上手い下手よりも歌の上手さ、としてキャラに声が合っているかが何より重視されていたように思います。なので、声優初挑戦という芸能人も多い中、それほどセリフや滑舌の粗さが気にならないのはキャラと役者がぴったり合っているからなのかなと。それくらいみんな歌が本当に素晴らしい。

個人的にはポーシャ役のアイナ・ジ・エンドさんがとても素晴らしかった。ハスキーでちょっとクセのある声をしていますが、甘ったれでワガママなポーシャに驚くほど声があっていて、このキャスティングは天才的だなとびっくりしました。

そしてクレイ・キャロウェイ役の稲葉浩志さん。あの稲葉さんが声優をやるなんてと日本中が衝撃を受けたと思いますが、本作を実際に観たらこの役は確かに稲葉さんにしかできなかったかもしれないと思わされました。歌い出し一声目で、もう鳥肌ヤバかったです。作中15年ぶりに表舞台に立ち大勢からその声を求められる存在、そして日本人の誰もが納得できる歌声、稲葉さんしかいないですね。あの歌声の説得力は凄かった。惜しむらくは一曲しか聞けなかったのが本当に残念です。もっと聞きたかったなあ。

声優ファンとしてはジミー・クリスタル役の大塚明夫さんがザ・悪役で最高に悪渋かっこよかったのと、クラウス役の山寺宏一さんの面白お芝居を今作でも聞けたことが嬉しかったです。ダリウス役の木村昴さんはめちゃくちゃコミカルに歌うシーンもあって笑えたし、ジェリー役の山下大輝さんは超高音で常にアセアセしているのが可愛かった。ミス・クローリー役の田中真弓さんは心なしか前作より出番が増えていて、前作よりさらに笑えました。ちょこっとだけ歌う(?)シーンもあって、あの面白さはぜひ実際に観て聴いて笑ってほしい。
残念ながらリンダ役の林原めぐみさんには最後まで気づけなくて悔しい思いをしました。もう一回観て確認したい。
ちなみにジョニーのお父さん役は石塚運昇さんから三宅健太さんへと変わってました。びっくりするくらい違和感なかった。

・総評
アニメと同じくらい音楽も大好きな自分にとっては前作含め大好きな作品です。洋楽にはそれほど詳しくなくても知っている楽曲も多くて、音楽聴いているだけでも楽しい。なおかつ、吹き替えキャストが本当に歌の上手い人しかいないので歌声に圧倒される感覚も最高です。
上述したように吹き替えに芸能人を起用する方法には反対ですが、声優初挑戦でも適切な人選なら素晴らしい作品になると改めて認識させられました。人気や知名度だけで選ぶのではなく、この役にはこの人が合っているという方法でキャスティングしてもらえれば、声優ファンでも納得できるのだと思います。

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