アニメアニメ感想

であいもん 第十話 「春待ち偲ぶ」 感想

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10話のあらすじ

花びら餅の仕込みを終え無事に正月を迎えた緑松。花びら餅の配達に出かけた和は緑松の前で立ちすくむ1人の男性と出会う。母の墓参りに彼女が好きだった緑松のお菓子を備えたかったという男性の言葉に、和は自分で作った商品にならない花びら餅を渡そうとするが……。

10話の感想

年越しから正月にかけて描かれた第10話。
前半は花びら餅という牛蒡を挟んだ和菓子にまつわるとある中年男性との出会いのお話。
家中宏さん演じる門長という男性が元旦のシャッターが降りた緑松の店先で佇んでいるところに和が遭遇するところから始まりました。
亡き母親の墓参りに彼女が好きだった緑松のお菓子を持っていこうとしたものの……と落ち込んでいる雰囲気を無視できなかった和は、自分が練習がてら作った花びら餅を渡すことに。ただ見習い職人である和が作ったものを緑松の和菓子として売ることは御法度なので、あくまでも知り合いにあげるだけという口実を作るためにわざわざ「知り合いになりませんか?」と言った和の心遣いにきゅん。老若男女誰に対してもタラシを発動する和さんさすがです。

さて続く後半はお鶴さんの娘さん家族が全員登場。お鶴さんの娘の春心さんは今回初登場? ながら実は和の幼馴染という結構深い関係。小岩井ことりさんが演じています。
そんな春心さんの2人の子ども(お鶴さんにとっての孫)は小梅ちゃんと優梅ちゃんというなんとも可愛らしい名前。小梅ちゃんを森嶋優花さん、優梅ちゃんを綾瀬みゆうさんがそれぞれ演じていました。
そんな中、緑松にやってきたのは猫耳帽子がなんとも可愛い梅花と名乗る少女。「小梅」という名前の女性を探しにやってきた梅花ちゃん。彼女の祖父にとって忘れられない大切な人だそうで、舞妓さんだった小梅という女性にどうしても返したいものがあるんだとか。
ところがまさかのその「小梅」さんがお鶴さんのことだったと……。

衝撃だったのはなんと言っても、梅花ちゃんのお祖父さんにしてお鶴さんのかつての恋人だった男性を遊佐浩二さんが演じていたこと。CM明けて最初に喋り出したのが遊佐さんだったのでびっくりしすぎてちょっとフリーズしました。あれ、遊佐さんって出てたっけ……て思ってしまった。あと年老いてからの声がちゃんとおじいちゃんだったのも上手すぎてビビりました。
遊佐さんとゆきのさん……なんとも美しいお二人の声。家の事情で引き離された2人が、長い年月を超えて再び間接的に心を結ぶという物語の美しさに心震えました。

ただそれだけではなくて、最初は自分の名前をからかわれた小梅ちゃんが「梅なんて嫌い」と泣いていたのに、舞妓の小梅さんの話を聞くうちに小梅という自分の名前の美しさに気づいていくというエピソードがグッときました。
子どもの時って名前でいじられたり、友達の名前の方が魅力的に感じたり……そういう経験を持つ人も多いんじゃないかと思うんですが、その変化していく気持ちの移り変わりの描き方がとても素敵でした。今回は心洗われるエピソード満載だった……。

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