9話のあらすじ
潮の残した携帯電話の中に残されていた一つの動画ファイル、そこに映っていたのは亡くなる前日の潮と、もう1人の潮だった。動画の中の2人はどうやって出会い協力するようになったのかを語り始める。
7月17日、しおりから「影」の話を聞いた潮はその翌日7月18日、ビーチのゴミ拾い中に澪と共に潮の「影」を目撃する。その日の帰り、風呂に入ろうとした潮でそこで再び「影」と遭遇してしまう。
9話の感想
初っ端から衝撃展開です。まさかの潮と潮の「影」、生前から既に出会い親しくなっていました。これはちょっと……予想してなかった。とんでもないこと考えますね。
そしてそこからこれまでの謎を解決するように多くの伏線が回収されていきました。
まずは潮によって語られた7月17日。潮と澪はしおりちゃんから自分にそっくりな子につけられているという話を聞きます。しおりちゃん、1話から登場してますが何気に「影」ではなく本物のしおりちゃんが喋るのも初めてなんじゃないでしょうか。思ったより溌剌としていて負けん気の強そうな子でちょっと意外でした。可愛い。
この時は潮も澪も「影」のことは話半分でまだ信じていません。
ところが翌日の18日、島民によるビーチでのゴミ拾い中、潮と澪はそこで潮の「影」を目撃。これは以前にも澪によって語られていましたが、ようやく状況が繋がりました。この時、「影」は逃げ出して結局姿を消しますが、その日の帰りにまさかの風呂場で潮と遭遇。
驚きなのはこの時、「影」は自分が人間だと信じきっていて自分が本物の潮だと、本物の潮に対して堂々としていたこと。どうして潮の「影」だけがイレギュラーになってしまったのかがまだ謎ですね。
潮と「影」は特にいがみ合うこともなく、むしろ「影」が実在することを知りしおりちゃんの安否を心配し2人で「影」探しに向かうことに。山奥に足を踏み入れた2人はそこで、菱形医院の旧病棟で真っ黒な「影」に襲われます。この時のことがきっかけで、潮の「影」は自分が人間ではないことを自覚し「影」との戦い方をマスターすることに。
にしてもやっぱり菱形医院だいぶ怪しいですね……。
こうして動画の中の潮から真実を聞いたことで、記憶を失っていた潮の「影」は全てを思い出し、今度は21日の事故当日に何があったのかを慎平と窓に映像で伝えることに。映像とはいえ、過去に戻ってその時の光景を実体験させるような見せ方はある種のタイムリープにも思えますね。これも「影」の能力なのかな。
そしてここでようやく事故当日、何があったのかが描かれるわけですが……辛かった。しおりの「影」に襲われ、潮は首を絞められ溺死、潮の「影」もボロボロにされ、しおりちゃんは殺された上に「影」とすり替えられ……こうしてみるとあまりにも残酷。
これもう真の意味でのハッピーエンドは無理じゃない……? 潮としおりちゃんが死んじゃった事実は変えられないんだし……。しんど。
それにしても今回は潮役の永瀬アンナちゃん、すごかったですね。途中ほぼほぼ一人芝居で新人とは思えないセリフ量。しかも一応一人二役ですし。潮と「影」は当初はそれぞれ自分が本物の潮だと思い込んでいるものの、その後少しずつ意識の差が生まれていったような感じでしたが、この辺りはどんな風に演じ分けたのか気になりますね。全く同じでもアレだし、かといって差をつけすぎてもキャラがブレちゃうし。
潮の「影」が初登場した辺りはまだ若干声が浮いているような感覚もありましたが、回を重ねるごとにそれがなくなっていって確実に潮にハマっていっているのが本当にすごい。じわじわ好きになってきてます。
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