4話のあらすじ
剣も使わずに素手だけでアシェラッドの手下たちを倒していくトールズ。その圧倒的な強さに男たちは恐れおののく。「狂戦士のキノコ」を食べたビョルンは自我を失い仲間たちも逃げ出すほどの強さでトールズに向かうが、それすらも投げ飛ばしてしまう。その強さにトルフィンたちは安堵するが、アシェラッド率いるもう一隻の船がこどもたちを狙っていた。
4話の感想
とりあえず作画凄かったですね……。今までも凄かったんですが、トールズがバッサバッサと敵をなぎ倒していくアクション作画が凄かった。殴り倒す動作1つでも作画に重みを感じるので思わず「痛いっ」と言ってしまいそうなリアリティ。(たぶん痛いだけでは済まない)
あと重力も感じますよね。トールズの体重というか見た目以上の重みというか、そのリアリティをアニメで表現できるのがやっぱりすごい。
アシェラッドとの一騎打ちではファンタジックな派手な動きはないものの、剣と剣のぶつかり合いだったりその動きにもやはりリアリティを感じました。いい意味でアニメ的な表現じゃないというか。必要以上に派手な演出にしないところがオシャレ。でもかっこいい。
恐ろしいのは全てのカットがものすごい丁寧に描かれているので、作画が崩れるとかいう概念すら忘れてしまうほどのクオリティ。あんまりにも綺麗すぎて1枚ずつ手描きで作られてるのを忘れてしまう。このクオリティで2クール分見られるのかと思うと逆にゾッとしますわ……(凄すぎて)。
というわけで作画の良さについて語って現実逃避してきましたが、一気に物語が動き始めましたね。
序盤も序盤、第4話でのトールズの死、トルフィンの豹変。父を超えるというテーマの作品が多い中、父の仇を討つというのが今後のトルフィンの主軸となっていくのでしょう。
ただ個人的にはトールズの死に方があまりにも美しくて、こんなにかっこいい死に方あるのかと感動しました。正直美しすぎてそれほどショックはなかった。
映像的な美しさというよりも、トールズがめちゃくちゃかっこいい。敵の首領への決闘の申し込みから、卑怯な手は一切使わずに圧勝、ふいを突かれて自分の子を人質に取られてもほとんど動揺することなく自らの死を悟る、そしてアシェラッドに自らの勝利を何度も突き付けることでトルフィンとこどもたちの命の確約をさせる冷静さ。全てにおいてかっこよすぎた。「本当の戦士は剣などいらない」というセリフも痺れるくらいかっこよかった。久々にこんなにかっこいい生き様のキャラクターに出会えた気がします。いやもうキャラクターという概念を超えてるかもしれない(?)。
そしてもうひとつ素晴らしかったのがトルフィン役の石上静香さん。最後の絶叫、凄まじかったですね……。女性が演じる少年役で狂気を感じることってあんまりないと思うんですが、石上さんの絶叫には狂気を感じました。本当の怒りというか、アシェラッドへの憎しみを感じる狂気。鳥肌立ちました。それと同時に喉も心配になりましたが……。
あの天真爛漫で小生意気だったトルフィンが父の死によって豹変、そしてただひとりアシェラッドの船に乗り込み果たしてここからどうなるのか。全く予想のできない次回からの展開、楽しみです。
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