9話のあらすじ
ローブ様の正体……それはマリーローズだった。自らの生き人形を苦しませてまで目的を遂げようとする彼女を責めるケイトだったが、そこへすす病にかかっていたはずのローズマリーが現れる。そうして2人から語られたのはおぞましい館の秘密と、それに抗い続けてきた彼女たちの悲痛な想いだった。
9話の感想
目的のためなら自らの生き人形すら道具として扱う……そんな印象を抱いていたマリーローズでしたが、実はその逆。マリーローズとローズマリー、2人がともに生きていけるために亡霊騒ぎを起こしたことが判明します。
自分たちにはもう時間がないと語るマリーローズ、その理由は亡霊騒ぎの直前に「お呼ばれ」をされてしまったから。「お呼ばれ」とはおじい様と共にある棟に住めるようになること、つまり「大人」になるということ。
しかしその実態は生き人形とシャドーが一体化して、生き人形の自我が完全に失われる(つまり死)こと。大人たちはみな、自らの生き人形の肉体を乗っ取り一体化した存在だったんですね。
ただエドワードたちの会話から一体化は必ずしも成功するものではなく、失敗すれば生き人形もシャドーも醜い姿で死んでしまうという……。
マリーローズはこのことを知っていたからこそ、これまでわざと評価を低くして「お呼ばれ」しないようにしていたようです。しかしそれが逆に、エドワードに反乱分子なのではと疑われる要因になってしまい「お呼ばれ」されることになってしまったという皮肉。仮に一体化に成功したとしてもローズマリーが死んでしまうのならマリーローズにとってはどうあがいても最悪の結果。
なんというか、新しいタイプのディストピア……。
またマリーローズのすす能力がこびりつきを操るだけでなく他人から出たすすをすぐにこびりつきに変えることもできると明かされたわけですが、これだいぶ強いですよね。自分のすす量は少なくても、これならすす量関係ないし。すす量の多いジョンなんかまさに相性最悪。実際手も足も出なかったし。
個人的に能力バトルモノが大好きなので、シャドーによってすす能力が違うのがめちゃくちゃ好みです。しかも使い方によってはかなり化けそう。
あとマリーローズもある日突然能力に開花したと言っていたので、すす能力に覚醒していないパトリックも今後突然開花することもあり得るのでは……??
まだ「こども」のマリーローズでこれなので、「大人」たちはもっとすごい能力なんだろうなと思うとワクワクですね。
そんな「大人」たちですが、久々にエドワード、アイリーン、ジェラルドが登場。
今回はそんなエドワードたちの前にシャドーのトマスが初登場しました。これまであまり出てこなかったタイプのちょっと渋い見た目のシャドーです。そんなトマスを演じるのはなんと高木渉さん。おじい様と共にある棟のシャドー声優豪華すぎでは……????
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