9話のあらすじ
ドーワー家の第一王女(CV.津田匠子)がオータス兄妹の命を狙っていると知ったマギー。それを知りながら静観するシュヴァーンには秘密でマギーはロッタが狙われていることをレイルに伝える。詳しい事情は知らされないまま、怪しい男たちに付け狙われているロッタを守ろうとレイルは安全な場所を探して移動するが……。
9話の感想
次期国王の座を巡った争いに巻き込まれ始めたジーンとロッタ。2人がドーワー家の血を引いていることを知ったシュヴァーンはそれを第一王女に仄めかすことで、第一王女の側近たちがオータス兄妹暗殺に向けて動き出してしまいます。
静観するシュヴァーンと気が気ではないマギー。王子の命令は絶対のマギーにとって自ら行動することは厳禁、そのためパン友達であるレイルに伝えることで間接的にロッタを守ろうとします。
このマギーの行動ってロッタを守ろうとしたのか、ロッタのことを好きなレイルのためを思ってやったのかどっちなんでしょうね。どっちかっていうと後者なのかなあ。
詳しい事情は知らされないまま黒服の男たちに狙われるロッタを守ることになったレイル。水面下での争いが多いACCAでは珍しく追手から逃げるというはっきりとした緊迫感があってドキドキしますね。
ちなみに2人を(間接的に)助けてくれたカフェのマスターを演じていたのは竹内良太さん。出番は少ないけどこんなところも豪華。
個人的には黒服たちに捕まって車に乗せられた2人を、偶然を装って課長さんが助けるシーンがとても好きです。偶然を装ってはいるんだけど黒服たちを一瞬で第一王女の側近と見抜き、最も安全かつ迅速に2人を助けるための最適解を判断できるのが素晴らしい。普段は穏やかでロッタとお茶する以外に何の仕事してるのか良く分からない課長さんですが、間違いなく只者ではないのがこのシーンで良く分かりますね。
一方運悪く3区連続の視察で、ロッタが狙われているとは露知らず因縁のペシ区を訪れたジーン。船の事故で亡くなった第二王女の像をじっと見つめる姿が印象的です。また両親を亡くした原因の列車事故でかたくなに責任を取ろうとしなかったペシ区について、現ペシ区区長から「第二王女の事故があったためにこれ以上区のイメージを低下させたくなかった」という事情があったことを明かされ謝罪されました。これを聞かされるジーンの心情よ……。
さあそしてラストにはこの第9話タイトル「牙を剥く優美な黒蛇」の意味が明かされます。
これまでさんざん対立してきたグロッシュラー長官とリーリウム長官。しかし実はそれらは全てリーリウム長官が仕向けたうわべの姿であり、実際はリーリウム長官の命令通りにグロッシュラー長官が動いていたという真実。初見の時はかなりショッキングなシーンでいた。あのグロッシュラー長官が……。
リーリウム長官に髪を掴まれた時のグロッシュラー長官の表情がかなり印象的なんですよね。本当に彼のことを恐れているんだろうなと。
この直前の5長官会議では、ジーンが王家の血を引く者だと知ってクーデターの中心人物にするようグロッシュラー長官が仕向けたと言っていましたが、これも裏を返せば全てがリーリウム長官の計画のうち。
リーリウム長官を演じる遊佐浩二さんの「やるんだよ、君が」というセリフはACCAの中でも特に好きなセリフのひとつ。これまで柔和でジーンに対しても優し気な口調だったあのリーリウム長官の、突然の氷のような冷たい言葉。もう百億回くらい言ってるけど、声優ってすごい。
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