11話のあらすじ
ジーンにとって最後の視察先・フラワウ。リーリウム長官の兄弟でもある区長(CV.井上和彦)と支部長(CV.佐藤拓也)から手厚い感激を受けるジーン。街中に花が咲き誇り鮮やかなフラワウでは区民たちの表情も明るくにこやかだが、ジーンは隣の区であるプラネッタの区民たちとは違う何かを感じていた。
その裏ではジーンを付け狙う怪しい男たちの姿が……。
11話の感想
リーリウム兄と弟とジーンが会話するシーンは全部お気に入りというくらい好きです。とにもかくにも全員が全員、本心を隠したまま喋っている感があってにこやかなのに水面下での探り合いも感じられる。何回聞いてもにやにやできますね。
リーリウム兄弟は区長である長男を井上和彦さん、ACCA長官である次男を遊佐浩二さん、ACCA支部長である三男を佐藤拓也さんがそれぞれ演じていますが、このキャスティングが本当に天才。外面はいいけどマジで何を考えているか分からないお芝居がすごい方々です。もう大好き。
このお三方と会話する時のジーン役下野紘さんもまた本心が見えないお芝居をされているように感じます。ジーンは誰に対してもフラットに見えますが、ロッタやニーノ相手の時と、長官や目上の人相手ではやっぱり声のトーンが少し違うんですよね。リーリウム兄弟相手だとさらにそれを感じられる気がします。最高。
あとこの第11話で個人的に見どころなのがジーンをかばって負傷したニーノが病室で会話するところ。術後のまだ回復していないニーノが苦しそうに、でも感情に任せていつもより口数が多くなっているところを演じるツダケンさん。息が苦しくて喋るたびに体が痛むのがお芝居から伝わってきて、痛みの表現がすごい。
アニメで息絶え絶えなセリフとか、痛みを我慢しながらのセリフって人によってわざとらしさを感じてしまうんですが、このツダケンさんのお芝居はものすごく自然。痛む感覚って波があるというかランダムにくるというのが伝わってくるんですよね。あと単純に体に力が入らなくて声が小さくなっちゃうのもリアル。いろいろすごい。
さて次回はいよいよACCA100周年の記念式典が行われるわけですが、そのために各区のACCA支部から集まった駐在リーダーたちが勢ぞろいするのも第11話の見どころ。初めて見た時は各話のゲストキャラ的な扱いかと思っていたキャラたちが全員再登場してびっくりしたのを覚えています。それぞれの関係性なんかも見えて面白いですよね。
エイダーとグルスが実は付き合ってましたのところも好き。わちゃわちゃしてて楽しい。
そして次回はいよいよ最終話。全てはリーリウム長官によって仕組まれた壮大な計画だったことが明らかになり、このままでは彼の思うままに……。そこを鮮やかな方法で解決し伏線を回収していくめちゃくちゃ面白い最終回です。何回見ても気持ちいい終わり方なのでとても楽しみ。
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