16話のあらすじ
ラグナルの死に動揺を隠せないクヌート。これを機に臆病なクヌートがさらに心を閉ざしてしまうのではと心配するビョルンだったが、アシェラッドは自分の仕える主を得るための大博打だと語る。
一方イングランド兵の捕虜を拷問し追ってきているのがトルケル軍だと知り、アシェラッド兵団はざわめく。兵団には少しずつアシェラッドに対する不信感が募りだしていた。
16話の感想
今回は中々に……見ていられなくて結構な頻度で画面から目をそらしてしまいました。タイトル通り「ケダモノ」ばっかり。
しかしアシェラッドが懇切丁寧に説明してくれたイングランドの歴史は大変勉強になりました。
元々この地域に住んでいたのはケルト人、今(作中の現在)ではウェールズに住んでいる人々が主にその子孫。そこへローマ人がやってきて支配、しかしケルト人と共存し文化を与えていた。やがてローマ人が去るとやってきたのが、今のイングランド人の祖先であるアングル人とサクソン人。彼らはケルト人を蹂躙し、アシェラッド曰く「何も与えなかった」そうで。
ちなみに現代では英米などの英語圏白人のことをアングロサクソン人と言いますが、これらはアングル人、サクソン人、ジュート人の総称だったようです。そしてもっとさかのぼると彼らは現代のドイツ北岸からグレートブリテン島に侵入してきたゲルマン系の民族だそうです。つまり元々はドイツ系の民族なんですね。ようやくケルト人とアングロサクソン人の関係が分かってすっきりしました。分かりやすい!
本編の内容に戻るとアシェラッド兵団は最大のピンチを迎えることになってしまいました。追手は最強のトルケル軍、さらにはトルグリム・アトリ兄弟がアシェラッドに対して反乱を起こし、兵団の半数以上がそれに便乗。現状アシェラッド側の人間がビョルンとトルフィン以外どのくらいいるのか分からないのが非常に怖いです。
しかしもっと恐ろしいのは、野営地の村の時点でトルケル軍に寝返った連中が軒並みトルケルに殺されてしまったことを、トルグリムらが知らないこと。たとえクヌートを人質に取ってトルケルに取り入ったとしても、クヌートだけ奪われて殺されそう……。アシェラッドの言う通り、逃げるしかない状況なのに……っていうのがもどかしい。まだまだしんどい展開が続きそうです。
動画配信
配信中
Netflix
ひかりTV
FOD
GYAO!ストア
Google Play
Rakuten TV
VIDEX
ビデオマーケット
ムービーフルPlus
バンダイチャンネル


コメント