【アニメ感想】鬼滅の刃刀鍛冶の里編第九話「霞柱・時透無一郎」

アニメ

2023.06.05

9話のあらすじ

過去の記憶を取り戻しさらに強さを増した無一郎。兄譲りの毒舌で玉壷との舌戦を繰り広げる。どれだけ煽られても冷静を貫く無一郎に対し、自慢の壺を馬鹿にされた玉壷は思わず挑発に乗ってしまう。しかし玉壷は脱皮をすることで「完全なる美しき姿」へと変容し……。

9話の感想

柱と上弦の鬼の戦いと言えば、煉獄さん対猗窩座と言い、宇随さん対妓夫太郎と言い、どちらも命の瀬戸際での緊迫感溢れる戦いだったわけですが……この無一郎対玉壷は数少ないコメディチックな戦い。まさに異色の対上弦の鬼戦。
特に記憶を取り戻し優しさと毒舌が内包した無一郎が、玉壷を悪口合戦で圧勝するシーンはアニメで見るとよりギャグが協調されていてめちゃくちゃ笑いました。
無一郎、もしかしてお兄ちゃんが憑依してる？？？
個人的に好きなシーンは、完全体に変身した玉壷の「この姿を見せるのはお前で三人目」に対する無一郎の「結構いるね」という冷静なツッコミ。同じこと思ったｗ結構いるねｗｗ無惨様と後は誰だろう。
そんな爆笑必死の舌戦の後は鬼滅らしいスーパーかっこいいアクション。これまでの対上弦の鬼戦と比べると無一郎はかなりあっさりと玉壷に勝利するわけですが、アザが出てる状態とは言え1人で上弦に圧勝する無一郎強すぎません？？まあ勝利後に毒が回ってぶっ倒れてましたが。
いやそれとも玉壷が弱すぎたのか……。普通に堕姫と妓夫太郎のが強かった気がするけどどうなんでしょうね。

個人的にはこの悪口合戦で河西健吾さんと鳥海浩輔さんの声とお芝居を堪能できたのが幸せでした。
河西さんのお声は「時透」という名にぴったりでとにかく透き通っていて、「霞柱」というのもすごく納得のいくキャスティング。淡々と語っている時の声が耳馴染み良くて大好きです。どんなに玉壷に煽られても全く抑揚が乱れないのが無一郎の芯の強さ（というか神経の図太さというか……）を感じられますね。
鳥海さんは玉壷にキャスティングされた時ちょっと意外でしたが、まあハマリ役でしたね。誤解を恐れず言うならば、気持ち悪い役めっちゃ似合うな！！！無一郎に煽られてｷｨｲｲｲｲｯてなってる時のお声が面白すぎて最高でした。

ちなみに無一郎の回想で、鬼に襲われた双子を助けてくれたのはあまね様とその娘2人だということが描かれました。この辺り原作だとセリフはなかったのでアニオリかな。
お館様の子って5人いて、炭治郎が鬼殺隊に入る時の最終選別で案内役を務めていたのが唯一の男の子で長男の輝利哉（CV.悠木碧）とその妹のかなた（CV.井澤詩織）。
今回登場したのは輝利哉の姉のひなき（CV.花守ゆみり）とにちか（CV.小澤亜李）だと思われます。
産屋敷家もめちゃくちゃ声優豪華なんですよね。兄弟の中ではあと一人アニメでは未登場なので誰がキャスティングされるか楽しみです。

さて一方の炭治郎・禰豆子・玄弥対憎珀天。樹木でできた5本の竜に大苦戦する3人。竜はそれぞれ喜怒哀楽鬼の能力も使えるというチートぶり。炭治郎は鼓膜をやられ竜に飲み込まれてしまうという絶体絶命のピンチに、ついにあの蜜璃ちゃんが満を持して参戦！可愛い！かっこいい！強い！

月夜に舞う蜜璃ちゃんの姿はなんだか魔法少女のように神秘的。
個人的にアニメで一番映えるのは蜜璃ちゃんの刀だろうなあと思っていたので、いよいよその姿が見られると思うとワクワクが止まりません。
アニメだとやはりしなる日輪刀の動きがより美しいですね。新体操のリボンみたい。
そしてまたこのラストの蜜璃ちゃん戦闘シーンで流れる梶浦由記さんの劇伴が最高にテンション上がる！！