47話のあらすじ
連続殺人事件に脱獄囚が関わっているかもしれないと札幌に集結しつつある鶴見・土方両陣営。
一方、杉元一行は海賊房太郎を探してアイヌコタンで聞き込みをしている途中、歌志内で変な刺青をした飴売りの男の目撃情報を入手する。しかし向かった先で出会ったのは顔中に刺青を入れた奇妙な男で……?
47話の感想
札幌での連続殺人事件に脱獄囚が関わっていると踏んで、斥候として現地入りした鶴見陣営の菊田さんと宇佐美。
土方陣営も同じく嗅ぎつけて、こちらは土方さん・尾形・門倉さん・キラウシがすでに札幌入り。
二大勢力が札幌に集結し火花を散らせるのも時間の問題。
一方の杉元一行はのっぺらぼうが隠した金塊の場所を探っているという脱獄囚・海賊房太郎に会うため、平太師匠が残した手がかりから付近のアイヌコタンで情報収集。その最中、歌志内で変な刺青を入れた飴売りの男がいるらしいと聞きつけ、一行は歌志内へ。
そこで出会ったのは飴を売ると言ってこどもを呼び寄せ、石炭を渡して相手の残念がる顔を見ては喜ぶという変人・上エ地圭二。
杉元たちは彼が刺青の脱獄囚なのではと勘繰るも、実際には顔中に奇妙な刺青を彫った男で、彼は脱獄囚ではないと見逃してしまいます。しかし去り際に「若山の親分のがっかりした顔もいい顔だったな~」「金塊は絶対に見つけられないよ~」という言葉を残して姿を消したことから、一行に疑念を残すことに。
そんな上エ地を演じるのは檜山修之さん。ちょっと高めの声が上エ地の不気味さにぴったりでいい味を出してます。彼は金塊争奪戦を引っ掻き回す役どころなので檜山さんの怪演に期待!
再び海賊房太郎を探して蒸気船で石狩川を下る杉元一行。しかしまさにその船が房太郎一味に襲撃され、予期せぬ出会いを生むことに。
この蒸気船での戦いは単純な房太郎VS杉元ではないのが非常に面白くて、そもそも白石と房太郎が顔見知り&2人が割と仲いい方(割と)、頭のおかしい郵便配達人(銃所持)が同乗、その上もう一隻の蒸気船には兵隊たち、という複雑な構図。
この頭のおかしい郵便配達人(CV.小山力也)が場を引っ掻き回すのがめちゃくちゃ面白い。シリアスなのにシュールな笑いをぶっこんでくるのがまさに金カムと言った感じで大好きなエピソードです。何発も発砲してるのに実際はヴァシリが同時に撃ってたというオチもw
にしてもここだけの登場のキャラに力也さんを使ってくるとは……。声だけではものすごく出来る人感があるのが輪をかけて面白いw
本格的な登場となった房太郎も本当に面白くて魅力的なキャラ。
”海賊”房太郎という呼び名通り、船を襲って金品を奪う犯罪者でありながら、部下たちを「家臣」と呼び大切にするなどカリスマ性もある男。
またかつて家族全員を疱瘡で亡くし村八分にされ追い出された過去を持つことから、自分だけの国を作るという野望も持っておりただの犯罪者だけには収まらない魅力があります。
実は杉元も家族を結核で亡くしているため、実は境遇が似ている2人でもあったりします。だからこそ房太郎の「金塊を見つけたら杉元は自分の幸せのために何をするつもりだったんだ?」という問いかけがより刺さる。
房太郎を演じる関智一さんがまたハマリ役で、カリスマ性といい傍若無人ぶりといいぴったり。想像よりも少し高めの声だったのが意外でしたが、房太郎は本当にめちゃくちゃいいキャラなので今後どんな風に演じてくれるのか楽しみです。
今回は特に作画が綺麗でとても見応えがありましたね。特に蒸気船での杉元と房太郎の戦いがとてもかっこよかったですし、二隻の蒸気船による水上戦もアニメならではの迫力がありました。
房太郎が水中から飛び出して蒸気船に乗り込む前後のカットが原作そのまんまだったのも嬉しい。
ところで次回のタイトル「発射」なんですが、まさか本当にアレをアニメでやるのか……!?
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