4話のあらすじ
真犯人を突き止めた鴉夜はゴダール家を全員集め謎解きを始める。彼女はこの事件の真相を突き止めるために必要な7つの疑問を提示し、それを1つ1つ解明していく。やがて真犯人の条件として挙げられた人物が名指しされるが……。
4話の感想
吸血鬼編が完結した第4話。2話分かけて真相解明のために推理を続けてきた鴉夜がついに真犯人を突き止めました。
これまではハンナ殺害に使われた凶器は銀の杭で、その際には犯人によって聖水が撒かれたと思われていましたが、実はそれら全てが偽装工作だったことが判明。
実際に使われた凶器は聖水を銀の杭と同じ形に凍らせたもの。そしてその犯人は……。
意外な人物が犯人で推理アニメとしても充分楽しめましたが、他にも今回は見どころがたくさん。
まずは何と言っても鴉夜の推理ショー。彼女はまず事件を解明するに当たって必要な7つの疑問を提示し、それらを1つ1つ紐解いていきました。この説明がめちゃくちゃ分かりやすい。吸血鬼や鬼などファンタジックな世界観なのに、それでもなお物理的にあり得ない可能性を排除していく中で答えを導いていく過程が面白い。
この辺りはやはり同じく怪異や妖怪などが存在する「虚構推理」に近い魅力がありますね。ただあちらは怪異たちの存在を知らない人間たちと怪異との秩序を守るために、時には嘘を使って解決することもあるのに対し、鴉夜は残酷でも真実を伝えていくスタイル。
しかし鴉夜もただ残酷に真実を伝えるだけでなく、言葉の端々からゴダール卿たちへの思いやりも感じられました。この辺りの黒沢ともよさんのお芝居がまた素晴らしい。
凛としていて、辛い事実を軽やかに告げる胆力もあって、ユーモアもあって。そんな複雑な鴉夜の魅力を見事に表現しています。あと単純にあのセリフ量を軽々と演じられるのがすごい。
それからラウール役の千葉翔也さん。第一印象と真実が明かされた後の豹変ぶりがとんでもなかったですね。初登場時からずっとちょっとぶっきらぼうで人見知りな思春期の男の子という感じの声だったのが、最後にはまるで別人のような荒々しさ。
今まであまりこういったキャラクターのイメージがなかったので驚きでした。すっごい好き。
そして津軽役の八代拓さん。いや~~~~~~~すごい。「真打登場」というタイトル通り、この第4話は津軽が主役でしたね。
面白いのは実際に推理するのは鴉夜で”真打”なのも鴉夜のはずなのに、自称”前座”であるはずの津軽がしっかり真打登場してるのが捻ってていい。
戦いの中でまるで落語のように噺ながら余裕で軽やかに動くのもかっこいい。
ストーリーももちろん面白いですが、すっかりともよちゃんと八代くんのお芝居を堪能するアニメになってきました。
物語の端々に登場する言葉遊びも面白いですね。最後の津軽の「2度あることは3度ある。4度あることはゴダール(5度ある)」で笑いました。八代くんの「ゴダール」の言い方が絶妙w
さてラストには新キャラも登場。
鴉夜と津軽の仇である「M」の文字が刻まれた杖を持つ教授と名乗る男はかの有名なモリアーティ。近藤玲奈さん演じる女吸血鬼カーミラや、その他にも個性的なキャラクターが登場。アルセーヌ・ルパンの名前も出たりしていよいよ面白くなってきました。
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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