4話のあらすじ
薫の馴染みの牛鍋屋「赤べこ」へとやってきた剣心たち。そこでは酔っぱらった自由民権運動の活動家たちが議論を白熱させ、投げた銚子が偶然剣心の頭に当たってしまう。怒った弥彦と男たちとの間で言い合いになってしまうが、そこへ店に居合わせた男・相楽左之助(CV.八代拓)が見かねて立ち上がるが……。
4話の感想
臨時収入(薫の祖父が残した水墨画)を得てウキウキな薫殿は、そのお金でたまには豪華な食事をと剣心・弥彦と共に牛鍋屋「赤べこ」へ。
牛鍋というのは明治時代から始まった料理で、現在で言うすき焼きのようなものだそう。今でも牛鍋という名前が使われることはあるみたいですね。海外から渡って来た食文化らしいので、当時はちょっとしたご褒美的グルメだったのかな。まあ今でも牛肉は高いのでご褒美ですが……。
そんな「赤べこ」には薫の馴染みの看板娘・関原妙さんの姿。演じるのは能登麻美子さん。旧作では島本須美さんが演じられていたそうで、エンジェルボイスの系譜を感じますね。
「赤べこ」で楽しく食事……と思いきや、剣心たちはまたもやいざこざに巻き込まれることに。
自由民権運動の壮士(活動家)たちが酔っぱらって議論を白熱させ、うっかり投げた銚子(酒瓶)が剣心の後頭部に直撃。実際は自分が避けたら薫に当たると思って避けなかったようですが。
それを見た弥彦が激怒。自分が被害にあったわけではないのに怒る弥彦の優しさと正義感の強さが表れていて素敵。
しかし男たちは謝罪するどころか逆上し、仲裁しようとした妙さんにすら手を出す始末。
そこへ割って入ったのが同じく「赤べこ」に来ていた相楽左之助。
喧嘩代行を生業とし、喧嘩屋”斬左”として裏社会で名を馳せる存在だという左之助。金を貰って喧嘩の依頼を受けて、依頼者の代わりに喧嘩するという仕事の様子。
「赤べこ」では逆上する男をデコピン一撃で倒し、妙さんや店を守る気持ちのいい男でしたが、その後喧嘩の依頼を受けて剣心と戦うことに。
ちなみに左之助に依頼したのは1話に登場した比留間兄弟。神谷道場の土地を奪うために薫を騙していた喜兵衛と人斬り抜刀斎を騙っていた伍兵衛がまたしても暗躍。凝りませんね……。
左之助は寸鉄を食らっても傷一つ付かないほどの頑丈さと、身の丈以上ある巨大な斬馬刀を軽々と操る怪力の持ち主。
この斬馬刀は古来の中国で使用されていたという武器で、馬ごと相手をなぎ倒すほどの威力があったそう。ただ左之助の持っている斬馬刀は、正確には日本の大太刀に近いのだそう。フィクションの影響で日本では斬馬刀と大太刀が混同されることが多いらしいです。
どっちにしろこんな巨大な剣が実在していたのかもと思うと恐ろしい……。
あと昔から思ってたけどあの斬馬刀の重心ってどこにあるんですかね? 左之助が斬馬刀の柄を握って真横に持ち上げた時、重心バランスどうなってんの??? って毎回気になってしまいます。あれを片手で持ち上げられるってことは左之助の握力ヤバそう。
それはともかく左之助役の八代拓さん良かったですね。旧作のうえだゆうじさんがかなり個性強めなお声をしているのでどうしてもあの印象が強いんですが、うえださんの左之助の雰囲気を残しつつでも八代くんらしい左之助でした。聞いてるうちに慣れそう。
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※本ページの情報は2023年7月時点のものです。
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