1話のあらすじ
花街で薬師として働く猫猫(CV.悠木碧)は人さらいによって後宮に売られ下女として働くことになってしまう。ある日、同じく下女の小蘭(CV.久野美咲)から”帝の御子が連続死している”という話を聞いた猫猫。周囲が呪いだと噂する中、猫猫は”呪い”の正体を推理するが……。
2話のあらすじ
”呪い”の正体を見抜いたことを宦官の壬氏(CV.大塚剛央)に知られた猫猫は薬師としての知識を買われ、上級妃の玉葉妃(CV.種﨑敦美)の侍女に任命される。しかしその実は玉葉妃の食事を毒見する仕事だった。
そんな中、壬氏にとんでもない薬を作るよう命じられてしまい……。
3話のあらすじ
小蘭から「城壁の上で夜な夜な女の幽霊が踊っている」という噂を聞いた猫猫。よくある噂話だと気にも留めなかった猫猫だが、壬氏に夢遊病のことを訊ねられ幽霊の正体をその目で確かめることに。
壬氏に仕える高順(CV.小西克幸)に連れられ夜の城壁へと向かうとそこには美しく舞う女の姿があった。
1話~3話の感想
原作は「小説家になろう」にて連載され人気を博したことからその後ヒーロー文庫にて発売された小説。コミカライズもされている人気作です。
舞台は架空の中華風帝国の後宮。
主人公は17歳の少女・猫猫。花街で薬師をしていたものの、薬草採取中に人さらいに捕まり、後宮に下女として売り飛ばされてしまいます。しかし2年働けば解放されるそうで、大して動じない強いメンタルの猫猫。
後宮に入って数か月ほど経った頃、同じく下女の小蘭から「帝の御子が連続死しており、”呪い”のせいなのでは」という噂が後宮中に広まっていることを聞かされます。
さらに赤子だけでなくその母である妃たちも頭痛や腹痛、吐き気を訴えていると知った猫猫は薬師としての知識から”呪い”の正体にいち早く気づくことに。
面倒事に巻き込まれたくないという思いから匿名で妃に忠告した猫猫でしたが、美貌で噂の宦官・壬氏によって見抜かれてしまいます。
こうして猫猫は壬氏の計らいによって玉葉妃の侍女として抜擢されることに。

架空の中華風帝国の後宮が舞台で、主人公の女の子が後宮で巻き起こる様々なミステリーを持ち前の能力と知識で解決していくストーリーというと、2022年10月に放送された「後宮の烏」を思い出します。
ただ雰囲気も設定もガラッと違って、実際に見てみると全く別物として楽しめる作品になっていました。
猫猫が薬師としての知識を使って主に毒による事件を解決していくのも面白いですね。また最初に後宮の説明をしてくれたので後宮がどんな場所でどんな人が働いているのか、宦官とは何かが分かりやすかったのが良かったです。
ただ中華風の世界観なのに普通に日本語が使われているのはどうなんだろう……と気になってしまいました。あとバターとか、世界観的にどうなんだろう。
声優も豪華で主人公の猫猫役は超実力派の悠木碧さん。少し低めのボーイッシュにも感じる声で、時にクールに時に可愛らしく演じられています。
猫猫の実力にいち早く気づいた絶世の美男子である宦官の壬氏を演じるのは大塚剛央さん。「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のラウダ役から始まり、「【推しの子】」のアクア役などここ1~2年ほど躍進が止まりません。その中でも壬氏はこれまでの大塚さんが演じてきた役とはまたちょっと違うテイストですね。
その他にも壬氏の部下である高順を小西克幸さん、猫猫が仕えることになる玉葉妃を種﨑敦美さん、もう一人の妃である梨花妃を石川由依さん、玉葉妃の侍女頭・紅娘を豊口めぐみさん、下女の小蘭を久野美咲さんなど豪華なキャスティングです。
作画も綺麗で、特にOPがとても美しかったですね。色鮮やかな花々が次々と咲き誇る演出がとても印象的で美しい。花一つ一つが手描きで、またサビの猫猫が舞うシーンもすごく丁寧に描かれています。
本編でも薬草や薬、また料理がすごく緻密に描かれていて作画がとても気合の入った作品でした。
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※本ページの情報は2023年10月時点のものです。
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