アニメアニメ感想

【アニメ感想】ミギとダリ 第12話 「ぼくらの復讐」

スポンサーリンク
12話のあらすじ

怜子を刺し家に火を放った瑛二。
地下の監禁部屋に閉じ込められたミギたちのもとにも火事の煙が漂い始め窮地に陥ってしまう。そんな中、扉の向こうから現れたのは満身創痍の秋山で……。

12話の感想

全てを捨てて瑛二と2人きりでどこか遠くへ逃亡しようとしていた怜子。しかしここで全てを終わらせることを決めた瑛二によって包丁で刺され、屋敷は火の海に……。

そんなことつゆ知らず、地下の監禁部屋に閉じ込められていたミギとダリ、ビーバー丸太、華怜、そして瑛の5人。本物のビーバー顔負けの前歯でドアに小さな穴を開けた丸太でしたが、なんとその奥から煙が。
怜子が屋敷に火を放ち逃げようとしていると思ったミギたちは、なぜか丸焦げで助けに来た秋山くんの手を借りて地下室から脱出。
屋敷からの脱出劇でもしっかり笑いを取りつつ、一条家の飼い犬・フィデリテ含め全員が無事に外へと逃げだしたものの、とっくに逃亡したと思っていた瑛二がまだ家の中にいることを知ります。
ミギの制止を振り切り再び燃え盛る一条家の中へと舞い戻ったダリ。
そこにはベッドの上で眠るように亡くなった母・怜子の隣で静かに寄り添う瑛二の姿が……。

出典:TVアニメ『ミギとダリ』公式(@MigiToDali)より

家政婦だったメトリーに自分の子を産ませ、メトリーが産んだ瑛二を無理やり自分の子どもにして、赤の他人だった華怜を誘拐して自分の子どもに、みっちゃんを殺しミギとダリのことも執拗に狙ったりと狂気的な姿ばかりが描かれてきた怜子。実際ミギとダリにとっては恐怖の対象でしかなかったはず。
それでも瑛二は幼い頃から完璧だった母を敬愛し、心中することを選択するほど今も愛し続けている様子。周囲にとっては狂人でも、瑛二にとってはこれ以上ない最高の母だったというのがなんとも切ない。
ただ全てを捨てて遠い地でやり直そうと逃亡を企てた母を殺し心中することを選んだのは、瑛二なりのけじめだったのだと思います。不運とは言えメトリーを殺してしまった自分と、みっちゃんを殺した母の罪を償うために。

やるせないのは父・瑛が怜子の本性に一切気づいていなかったこと。瑛二が地下でおむつを履かされ強制幼児退行させられていたなんて全く知らなかったようで、華怜にも冷たい目を向けられていました。
もしも彼がもっとちゃんと怜子に、そして家族に向き合っていたならばこんなことにもならなかったかもしれないのに。怜子どころか、瑛二にも華怜にも微塵も頼りにされてなかったんだろうなあ。怜子が狂ったのも大体こいつのせいな気がしてきました。

瑛二を殺すことで復讐を果たそうとしていたダリでしたが、ふと「瑛二はミギのいないオレだったんだ」と気づきます。そして母と心中しようとする瑛二を助け出し、「無様な生きろ」と微笑みかけました。ずっと完璧を求め、そして求められてきた瑛二にとってはきっと、無様な姿を晒して生きるくらいなら死んだ方がマシだと思っていたはず。だからこそ、それがミギとダリの選んだ復讐。

出典:TVアニメ『ミギとダリ』公式(@MigiToDali)より

「みんなで帰ってチェリーパイを食べるんだ」と死のうとする瑛二を助け出すミギの言葉にほろりと来ました。ミギにとってはもう園山家こそが帰る場所で、そこには自分だけでなくダリと瑛二と、秋山と丸太と華怜とみんな必要な存在。
1話の時点ではミギもダリも、お互いだけが大切な存在では他には何もいらないと排他的な空気を纏っていたのに、園山夫婦の愛がここまで変えたんだと泣けてきます。

ミギとダリのおかげで無事に家の外へと逃げ出せた瑛二。
しかし家の外には警察とたくさんの村人たち。怜子は担架で運ばれ、ミギとダリはひとまず家に帰ろうと提案しますが瑛二はそれを断り、なんと自ら警察に出頭。
母・怜子とみっちゃんの殺害、そして家に火を放ったのも自分だと全ての罪を被り……。
いよいよ次回、最終回です。

動画配信

見放題配信

Hulu

Amazon Prime Video dアニメストア for Prime Video AnimeFesta(アニメフェスタ)

アニメ放題 J:COM STREAM TELASA TELASA(auスマートパスプレミアム) バンダイチャンネル milplus Lemino dアニメストア ニコニコ支店 FOD ひかりTV Netflix ふらっと動画

最新話期間限定 無料配信

ABEMA ニコニコ生放送 Lemino

※本ページの情報は2023年10月時点のものです。
最新の配信状況は各配信サイトにてご確認ください。

関連商品
関連記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Twitterフォローもよろしくお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました