47話のあらすじ
稀咲に銃口を突きつけられたタケミチ。敵味方関係なく動揺が走る中、タケミチだけは怯むことなく毅然とした態度で立ち向かう。その気迫に押された稀咲は焦るあまりタケミチの足を撃ち抜くが、それでもタケミチの闘志は消えることはなく……。
47話の感想
以前タケミチは「稀咲も自分と同じタイムリーパーなのではないか」という仮説を立てていましたが、今回の一件でその可能性はかなり低くなったように思います。
タケミチが未来の話をしても怪訝な顔をしていたし、何より「なんで俺にそこまで固執する？」というセリフが決定打だったのでは。どっちかというと固執してんのはお前……。
ともかく稀咲タイムリーパー説はなさそう。あと、仮にタイムリーパーだったらタケミチに銃を向けてももっと冷静に撃ち抜いていたと思うんですよね。たぶんこれが稀咲にとっては初めて銃を人に向けた瞬間だったんじゃないでしょうか。
もしかしたら、単純に相手がタケミチだから撃てなかったという線も強そうだけど。
それにしても今回のタケミチは本当にかっこよかった。これまで幾度となく強敵相手にビビってボコられてきたタケミチが、稀咲相手には一切怯むことなく、それどころか銃口を向けられて足を撃たれても退くことなくむしろ一発殴り返したのがかっこよすぎました。本当にスカッとしましたね。稀咲は自分でケンカするの慣れてなさそう。
過去と現代で、嫌というほど大切な人たちを目の前で失い、強敵たちにボコられても立ち向かい続けてきたタケミチだからこその、かっこよさでした。成長する主人公、何度見ても良い。
彼自身は「マイキーくんのようなカリスマ性はないけど」とは言っていたけれど、マイキーとは全く違う種類のカリスマがタケミチにはあるような気がします。
絶対に諦めず倒れることのない彼の姿に、東卍メンバーどころかムーチョや鶴蝶ら天竺も気圧されてましたし。これは本当にタケミチがトップに立つ日も遠くないかも。
しかしいつまでも倒れないタケミチとトドメを刺すことができない稀咲に代わり、圧倒的な実力差でボコり始めたイザナ。
タケミチの強い闘志にイザナも一瞬、その姿に真一郎くんを重ねる描写も。イヌピーもそうでしたし、やはりタケミチと真一郎くんには近いものがあるのかな。
そんな中、突如として静かに戦場に現れたのはまさかのマイキーくん。本来ならエマちゃんを失って失意のどん底のはずのマイキーがなぜ現れたのか。
実はドラケンと共に残っていた病院に残っていたヒナちゃんが、タケミチの正体について明かしていたことが判明。みんなを救うためにタケミチは12年後の未来からやってきて戦い続けているのだと知ったマイキーとドラケンは再び立ち上がったと……。
最初は千冬だけが知っていたのに、いつの間にかヒナちゃんとマイキー、ドラケンまでタイムリープを知ることになるとは。
個人的に12年後の炎上する車の中でのヒナちゃんがあまりにもショッキングでトラウマで、あれ以来ヒナちゃんが出てくるたびにｳｯ……となっていたのですが、今回の「私死ぬんです……12年後に」でもう無理でした。本当にヒナちゃんとタケミチの話はどれも泣いてしまう……幸せになってほしい。
タケミチが戦い続ける理由を知って再び立ち上がったマイキーとドラケン。
戦場に現れたマイキーを見て、無言で右腕を突き上げるタケミチの姿はEDテーマにも使われていますが、こういう意味だったのかと鳥肌が立ちました。
マイキーが必ず来るとは思っていなかっただろうけど、でもずっと信じていたんだろうな。
ヒナちゃんの思いに泣かされ、タケミチとマイキーの絆にも泣かされた神回でした。
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※本ページの情報は2023年10月時点のものです。
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