1話のあらすじ
スクールカースト最底辺のいじめられっ子高校生・志村光太（CV.丹羽哲史）。同じクラスの人気ニューチューバー・ハマケン（CV.武内駿輔）やそのカメラマン・カネゴン（CV.岡本信彦）にいじめられながら、母親の入院費を稼ぐためにバイト漬けの日々を送っていた。
自らも人気ニューチューバーになろうと目論むカネゴンは、無理やり志村の家に押しかけ彼のパソコンでゲーム配信を始めるが、ふとしたことがきっかけで二人は取っ組み合いの喧嘩になってしまい……。
1話の感想
・韓国発の成り上がり喧嘩アニメ
原作は韓国発のLINEマンガ、スタッフ・キャストは日本人という作品。
舞台は日本、キャラクターも全て日本名に変更されているため、近年増えてきている中国製アニメほど違和感はありませんが、日本のアニメに慣れているとやはり少し雰囲気の違いを感じます。
・スクールカースト上位は人気ニューチューバー
Youtuberならぬニューチューバーなる動画投稿サイトで登録者数が多いほどスクールカーストでも優位に立てるらしいこの世界。
主人公・志村のクラスメイトには“迷惑ニューチューバー”を自ら名乗るいじめっ子・ハマケンが幅を利かせており、志村はそのいじめのターゲット。
配信のオモチャにされながらも文句ひとつ言うことができない志村。
さらにはハマケンのカメラメンである同じクラスのカネゴンにもいじめられるのが日常という何とも嫌～なクラスです。
・金に取り憑かれる主人公
病気の母親の入院費を毎日せっせとバイトで稼ぐ親思いの志村。しかし彼が一週間汗水流してやっと3万稼ぐのに対して、クラスメイトをいじめる配信をするだけで数時間の間に3万稼ぐハマケンに衝撃を受けます。
動画配信に心惹かれる中、志村の母親の口座とアカウントを使って人気ニューチューバーになろうと企むカネゴンが家に押しかけてきた日、志村がうっかりパソコンのコンセントを引っこ抜いてしまったことがきっかけで二人は殴り合いの大喧嘩に。
ところが志村が抜いたコンセントは実はモニターだけで、二人が殴り合う姿はカメラにばっちり収められていて知らぬ間に全世界で配信されていたのです。
青ざめる志村でしたが、1再生0.1円になると知りカネゴンの喧嘩配信だけで100万円稼げると知り有頂天。こうして志村は金の亡者に……。
・漫画をそのまま動かしたような作画
アニメを作っているのは日本の制作会社なのでキャラデザ自体は全く違和感ありませんが、影の付け方が独特で妙なリアリティがあり、漫画に色を付けてそのまま動かしたような印象を受けました。
作画自体はとても丁寧で綺麗なのですが、喧嘩のシーンに動きはそれほどなく、アニメーションとしての面白みはそれほど感じられません。
ただ影含め原作の絵柄を忠実に再現しようとしているのはとても伝わってくる丁寧な作画でした。
・好みがはっきり分かれそうなアニメ
いじめられっ子が成り上がっていくストーリーは昔から人気のジャンルですが、いじめっ子がかなり不快に描かれているので好き嫌いが分かれそう。迷惑系ニューチューバーのハマケンが特に顕著で、武内駿輔さんの演技が上手すぎるあまりにめちゃくちゃ不快でした（褒め言葉）。
一方、ハマケンに媚びて人気者になろうとするも喧嘩が弱くてヘタレなカネゴンはいじめっ子なのに一周回ってちょっと愛おしくなりましたｗ
喧嘩も弱い上に頭も弱いのか、いじめていたはずの志村にすら利用され返される姿がアホの子で何とも憎めません。
むしろ押しに弱いんだか神経が図太いんだかよく分からない主人公の志村の方が今の時点では好きになれるか微妙かも。
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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
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