【アニメ感想】ミギとダリ第2話「ウェルカムパーティー」【アニメ感想】ミギとダリ第2話「ウェルカムパーティー」 |

【アニメ感想】ミギとダリ第2話「ウェルカムパーティー」

アニメ

2023.10.10

2話のあらすじ

園山秘鳥としてすっかり園山家に馴染んでいるミギとダリ。2人であることがバレないように苦労しながらも、本当の家族のように振舞っていたある日、園山夫妻の態度がどこかよそよそしいことに気づいてしまう。何か隠し事をしているのではと怪しんだミギとダリは、夫妻が家を空けた隙に家の中を探索するが……。

2話の感想

1話のような強烈なギャグは控えめに、少しミステリ調のシリアス（当社比）な回となった第2話。
本当の親子のように園山夫妻と打ち解けたフリをしていた秘鳥ことミギとダリ。しかしある日を境に園山夫妻の様子がどこかおかしい。秘鳥に何か隠し事をしているようなよそよそしさ。
そこでミギとダリは夫妻が出かけた隙に家の中を探索することに。普段2人が出入りしているリビングやキッチンだけではなく、パパとママの部屋にも潜入。
とは言え怪しい物は特に見つからず……と思いきや、パパの部屋では写真立てに隠された見知らぬ美女とのツーショット写真、さらには服などが収納された部屋の奥にはなんと大量の人毛！（カツラです）
そして極めつけは、どこかに出かけていた夫妻が小屋に隠し持っていた謎の機械。
ミギとダリは園山夫妻が秘鳥の人毛を刈り取ろうとしているのだと勘違いしてしまうことに……。

園山夫妻が自分たちの髪を狙っていると思い込んだミギとダリはとんでもない復讐計画を思いついてしまいます。
その舞台はパパとママが秘鳥のために開いたウェルカムパーティー。
パーティーには同じくオリゴン村に住む園山夫妻の知り合い家族が多数参加。
眼鏡をかけた秋山俊平（CV.浅沼晋太郎）、背が低くぽっちゃり系でロシア帽をかぶり手旗信号が好きなクセ強系少年の堤丸太（CV.武内駿輔）、成績優秀で容姿端麗な一条瑛二（CV.河西健吾）、さらに瑛二の父を川島得愛さん、母を朴璐美さん、妹の華怜を関根明良さんと超豪華な新キャストが続々。
そんな客人たちと楽しく送るウェルカムパーティーでしたが……。

相変わらずママの「Shit!」や「おっちんとんして」などのパワーワードが飛び出しつつも、今回それほどギャグ色が強くなかったのは何よりもミギとダリの異常性が垣間見えたからでしょう。
彼らは園山夫妻が自分たちを騙していたと知るや否や、2人を殺す計画を立て始めます。パーティーの最中に、ママには水とウソをついて大量の酒を飲ませ、パパには整髪料とウソをついて髪に大量のオリーブオイルを塗りたくる。あとは虫眼鏡で太陽の光を通して2人を発火させるという計画。オリーブオイルはともかく酒飲んだだけで燃えるか？というツッコミはさておき、恐ろしいのは2人が人殺しについて少しも躊躇いがなかったこと。
しかしその理由はラストに明かされます。それは幼い頃母と3人でオリゴン村に住んでいたミギとダリが、ある日オリゴン村で母親を何者かに殺されたのが原因でした。2人は母を殺した犯人を探しだし復讐するため養子としてオリゴン村にやってきたのです。
舞台は日本のはずなのになぜか西洋風の建物と村の名前だったり謎の多いオリゴン村。ママのセリフからオリゴン村が何かしらの理由で特殊な区域であることも明らかになりました。一体何が特別なのか、そしてそれはミギとダリの母親が殺された理由に何か関係があるのか。
第1話のぶっ飛んだギャグアニメから一気にミステリ調になって、さらに面白さが加速してきました。新たに登場したキャラクターたちが今後ミギとダリとどう関わってくるのかも楽しみですね。