【アニメ感想】ミギとダリ第6話「誰が親鳥殺したの？」【アニメ感想】ミギとダリ第6話「誰が親鳥殺したの？」 |

【アニメ感想】ミギとダリ第6話「誰が親鳥殺したの？」

アニメ

2023.11.072023.11.15

6話のあらすじ

一条家の屋根裏で秘密を知ってしまったダリ。しかしダリを庇ったみっちゃんは姿を消してしまう。
一方のミギは乳飲み子ごっこの合間に一条怜子（CV.朴璐美）から情報を聞き出そうとするが、「乳飲み子はそんなこと言わない」と一蹴されてしまう。完璧な乳飲み子を演じきることを決めたミギは次第に思考まで幼児退行していくが、その姿をダリに見られてしまい……。

6話の感想

屋根裏に入って来た人物は何者だったのか、そしてみっちゃんはどこへ消えてしまったのか、その謎は語られぬまま不気味な一条家の真実へと迫っていく第6話。

ダリが一条家の探索を続ける一方で、怜子から強制的に幼児退行を迫られるミギ。完璧な乳飲み子にならなければ一条家の懐には潜り込めないと覚悟を決め、次第に態度や表情のみならず思考まで幼児退行していってしまうことに。
ママ役の三石琴乃さんのモノマネを完璧にこなす芸達者なミギ役の堀江瞬さんですが、今回は完璧過ぎる赤ちゃんを演じきってくれました。これは……相当赤ちゃんの声を研究されたのではｗ
ミギが乳飲み子になりきると覚悟を決めてからの赤ちゃん演技がガチで赤ちゃんにしか聞こえなくて戦慄しました。やはり堀江瞬is天才。

そもそもなぜミギは赤ちゃんプレイを強制させられているのか。怜子ママの趣味か？と思っていたらこれが矯正プログラムの一環だったんですね。完璧な乳飲み子を演じきったミギはその後、5歳児として一条家の食卓を共に囲むことを許されます。赤ちゃんから一気に5歳児？というツッコミどころはあるものの、それ以上にこの状況を平然と受け入れている一条兄妹にまたゾッとさせられますね。もしかしなくても、この矯正プログラムってミギの前にも被害者がいたんじゃ……。
5歳児になりきるミギは幼児特有の「なんで？」を連呼する質問期を利用して、一条家の情報をナチュラルに聞き出そうとします。その過程でミギとダリが推測したのは、矯正プログラムは一条家の父・瑛がいないところで行われていること、そして完璧と噂される瑛二が実はおねしょを今もしておりそれを隠しているということ。
この調子でどんどん情報を引き出そうとした2人でしたが、なんと怜子から唐突に矯正プログラムの終了を言い渡され秘鳥は園山家に戻されることに。まだ何も核心に迫る情報を聞き出せていないのに。

残された最後の夜。2人は考え抜いた末に一条家の精神を揺さぶる作戦を決行。それはミギが亡くなった母の変装をし頭にはケチャップで血の跡をつけて、幽霊のフリをして脅かすというもの。
父・瑛は幽霊の姿を見ると怖がるどころかなんと熱くハグ。2人の母の名が「メトリー」であることが判明し、その言動からメトリーが一条家の家政婦だけでなく瑛と不倫関係にあった可能性を示唆するものでした。ミギとダリの父親が瑛という可能性も浮上してきましたが、そうするとさらに妖しさが増すのが怜子。夫の不倫相手のメトリーを殺害した可能性が出てきましたね。
その怜子はメトリーの幽霊を目にすると絶叫し鋭利なハサミで殺しに来るというホラー演出が怖すぎて笑いました。これはメトリーだと気づいたから殺そうとしたのか、不審者を撃退しようとしたのか、幽霊が怖すぎたのか……。

そしてラスト、瑛二。
運悪く家の中でメトリーに変装したミギと遭遇してしまった瑛二はしかし、これまでの落ち着きようはなんだったのか、「お化けだ……！」と恐怖しおもらししてしまうという意外な一面。
メトリーをお化けだと認識しあれだけ恐怖したということは、瑛二はやはりメトリー殺害に関わっている……？
しかし当時の瑛二はまだ5、6歳の少年。まだまだ謎は深まるばかりです。