5話のあらすじ
獅子頭連とのタイマン団体戦、その会場となる彼らのシマへと踏み込んだ“ボウフウリン”の面々。居酒屋ばかりが立ち並ぶ飲み屋街を進むと眼の前に現れたのは寂れた映画館――通称“オリ”。
獅子頭連のメンバーたちが客席からヤジを飛ばす文字通り「檻」のような舞台上で、1対1のタイマンが始まる。
5話の感想
“ボウフウリン”の縄張りとは高架下を堺に隣り合わせにある獅子頭連のシマ。そこは居酒屋ばかりが立ち並ぶ大きな飲み屋街。夜は大層賑わうようですが、昼間は人気のない薄暗い通り。活気があって笑顔が耐えない桜たちの町とは真逆の雰囲気。
そんな飲み屋街を抜けると見えてくるのが獅子頭連の拠点である寂れた映画館。元々は「オリオン座」という名前だったのが今は文字がかすれて「オリ」と呼ばれているそう。
中に入るとガラの悪いヤンキーたちが客席を陣取り、ヤジを飛ばしてくる居心地最悪のまさに「檻」。

元はスクリーンがあったであろう舞台上でタイマンは行われます。
第1戦は桜たちが初めて接触した3人のうちの1人――有馬雪成VS杉下くん。
楡井くん情報によれば一撃であばらを折ったこともある超パワータイプの有馬。しかしその情報の真偽も疑わしくなるほど呆気なく杉下くんにボコられて終わりました。杉下くんが強すぎるのか、有馬が弱すぎたのか……。
卑怯な手を使って杉下くんに不意打ちを食らわせた有馬のやり方も不愉快ですが、それ以上に胸糞悪いのが勝負のあと。
タイマンに負けて舞台上で伸びる有馬を、獅子頭連の仲間たちは心配するどころか舞台から落として“片付ける”という残酷さ。
力こそ全て、強い者が正義の獅子頭連では負けた者には一切の容赦がない。負けた時点でそれはもう仲間でも何でもない。その考え方があまりにも胸糞。ここまで来るとディストピア感ありますね。
そんな獅子頭連のやり方に苛立ちを見せる桜。そしてその気持ちは第2戦に臨む蘇枋くんもまた同じだったようで、対戦相手の鹿沼を舞台上で公開処刑。
相手の攻撃を全て受け流し、決して致命傷は負わせず時間をかけて体力と精神力を奪っていくという中々に嫌~な攻撃スタイル。
攻撃を当てるどころかコケにされる鹿沼相手に、当然獅子頭連の野次馬どもからはブーイングが飛びます。鹿沼くんのメンタルが心配だよ……。
「大人になるために必要なものはなんだと思う?」
「一緒に大人の階段登ろうか」
などまるで先生のように鹿沼に語りかける蘇枋くん。
曰く、大人になるために必要なものは想像力。初めて高架下で会った時、桜と杉下くんに蹴り飛ばされて負けた仲間を心配するどころかコケにした鹿沼に、今度は自分が敗者になった時のイメージを想像させる。そしてそれが想像できたら、今度はその想像を現実にさせる。それでようやく“大人の階段”を一歩登ることができる。
実際は十亀によってタイマンが中断させられたので鹿沼がトドメを刺されることはありませんでしたが、子どもの頃から兄弟のように育ってきた有馬ともども情けない姿を晒し獅子頭連から追放される形となった鹿沼。一生消えることのないトラウマを植え付けられたでしょうが今後は真っ当な道を歩めるといいですね……。
にしても蘇枋くん、これでまだ高校1年生って一体どういう育ち方してきたんでしょうね。梅宮さんといい蘇枋くんといいあまりにも大人びていて子どもらしさがない。相当な修羅場をくぐり抜けてきたんでしょうか……。
カンフーと合気道を合わせたような独特のケンカスタイルも印象的。蘇枋くんの過去が気になりますね。

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※本ページの情報は2024年4月時点のものです。
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